近況:スタインウェイで弾くレパートリー??

《ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??》の記事に書いた、ホールでスタインウェイを弾くのは6月の終わりなので、あと6週間ほどである。

練習の延長であれば(ホールのスタインウェイでいつもと同じ練習をするのであれば)準備はいらないが、「せっかく」とか「もったいない」という言葉がちらつき、何となく何曲か仕上げて?みようかという気になりつつある。問題は選曲である。

私の場合、譜面を見ながら弾くのはできないので、私なりの「暗譜」をする必要がある。これまで、複数の曲を同時に「暗譜」したことはない。

準備期間が1ヶ月と少しということを考えると、新曲は無理だろう。…ということで、これまでに練習した曲(下の表)から比較的何とかなりそうな曲を選ぶことにした。

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この表を作った後に(つまり今年になって)練習したのは、シューベルトのピアノソナタ第14番の第1楽章とベートーヴェンのピアノソナタ第13番の第1楽章。ベトソナは一応最終楽章まで「練習」しているが、どちらかというと「ピアノ教本代り」に使わせてもらっているので候補にはならない。

この表の「出来」(仕上がり具合の自己評価)の欄が「B」〜「B+」のものを中心に考えてみようと思う。

少なくとも「4期」から1曲ずつと考えると、バロックはバッハ、古典はベートーヴェン、近現代はドビュッシーという感じになるかな? 意外と候補が多そうなのがロマン。どうせならショパンも入れたいけど…などと考え始めると、けっこう選曲だけでも大変だ。

何となく、リサイタルを準備しているピアニストの気持ち?(どんなものか知らないが…)になりつつあるかも…(^^;)。

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とりあえず、候補曲を並べてみると…。

バッハ
・平均律のプレリュードのどれか
・フランス組曲の中から
・アリオーソ

ベートーヴェン
・ソナタ8番 第2楽章?
・ソナタ13番 第1楽章
・ソナタ25番 第2楽章

ショパン
・雨だれ

シューベルト
・即興曲 Op.142-2
・「3つのピアノ曲」から D946-2
・ソナタ14番 第1楽章

ブラームス
・間奏曲 Op.117-1

ラフマニノフ
・楽興の時 Op.16-5

ドビュッシー
・アラベスク No.1
・ベルガマスク 前奏曲

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今週は、毎日外出で忙しいので、移動途中に候補曲を YouTube で聴いている。聴きながら、こんな難しい曲を本当に練習していたのかと思ったりしている。まぁ、実際には「難所」などは出来ないまま終わっていることが多いと思うが…

聴いていて思ったことが一つある。

無意識のうちに、ホールできれいに響きそうな曲はどれかな〜とか、こっちの方が聴き映え(聴衆受け?)がするかな〜とか、考えているのだ。聴き手はいないので、本当はどうでもよいのだが…(^^;)。

でも、スタインウェイのフルコンサート・グランドピアノで、しかもフタを開けた状態で、ホール全体に音が響く?かと思うと、聴き映えのする、弾き甲斐のある曲をやりたくなるのかもしれない。

少しだけ、ピアニストの気持ち、リストやプロコフィエフなどの派手な曲を選ぶ気持ちがわかったような気がした。(大きな「誤解」かも知れないが…)

まぁ、今週末にピアノを弾く時間ができたら、一通り楽譜と相談してみて、弾けそうなものを優先することに、たぶんなるのだろう。どのくらい忘れているのか心配、というより少しでも覚えているのだろうか?

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…ということで、いま練習中のベトソナ13番は今週の金曜日まで(ピアノを弾く時間があれば…)ということにして、土曜日からはこの選曲に取りかかるつもり。出来るだけ早く決めて、まずは「暗譜」の状態を急いで取り戻す必要がある。

なんだか、生まれて初めての「発表会準備モード」?(発表会ではないのに…)になりそうな気がしてきた…。







日本人ピアニスト探索2の最終結果 ♪

前回ご報告した時点(5月9日)では、50人のリストから5人の候補者を選んだ。それが、三輪郁、近藤嘉宏、高橋悠治、児玉麻里、藤井一興の5人のピアニスト。

《日本人ピアニスト探索その2:候補者選びの結果 ♪》
《日本人ピアニスト:探索候補リスト作成中 ♪》

その後、NAXOSにCD音源があった児玉麻里さんについてはじっくり聴いたりしたが、そのほかの人については、再度 YouTube 音源を聴いてみた。

で、5人を選んだ時点で、ある程度結果の予測はついていたのだが、お気に入り候補として残ったのは、けっきょく以前から名前を(何となくも含めて)知っていた3人だ。つまり、高橋悠治、児玉麻里、藤井一興の3人。

簡単に、5人の「お気に入り度」判定、というか感想を書いてみる。

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三輪郁さんはモーツァルトをきれいに弾くのだけど、逆に言うとそれだけ…という印象。

近藤嘉宏さんも、指がよく回るし弾き方もなかなかいい感じだし、演奏もそんなに悪くはない。ただ、何となく面白みに欠けるというか深みがないというか、あえてこの演奏を聴きたいとは思えなかった。ときに弾き飛ばしているように感じるところもある。

お二人とも、日本人ピアニストとしてはある程度の水準なのだと思われるが、ピアノ教室のお手本的な「とても上手な人」以上の感想は持てなかった。

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児玉麻里さんは、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を録音したCDがNAXOSにあったので、それを中心にいくつかの演奏を聴いた。

その中では、第29番「ハンマークラヴィア」がなかなか良かった。

〈児玉麻里:チェックメモ〉

ただ、何と言ってもベトソナは「激戦区」。たくさんの素晴らしいピアニストや演奏がある中で、あえて児玉麻里さんを聴く理由はあまり見当たらないと思った。まぁ、たまには違うピアニストの演奏を聴いてみるか、というときに思い出すかも知れない…というレベルだ。

ちなみに、ちょっと前に話題になった、妹の児玉桃さんとの共演CD "Tchaikovsky: Ballet Suites for Piano Duo" (↓)も聴いてみた。悪くはないが、それほど面白くもなかった。



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一番意外だったのは藤井一興さん。プロフィールを見ると「大先生」なのだが、演奏が予想に反して(失礼!)活き活きしていて魅力的であった。

NAXOS では "Igor Markevitch Piano Works" というCD(↓)があったのだが、この中にあるピアノ曲は YouTube で聴いた2曲と同じであった。



2曲とも知らない曲(知らない作曲家:Igor Markevitch)であったが、両方ともなかなか面白い曲だと思った。演奏も魅力的なので、もう少し聴いてみたいと思っている。(参考のため、YouTube 音源を再掲 ↓)

Kazuoki Fujii - Variations, fugue et envoi sur un thème de Haendel
Kazuoki Fujii - Stefan Le Poète, impressions d'enfance pour piano

驚いたのは、2014年から毎年ちょっと面白いCD(「ドビュッシー&別の作曲家」↓)を出していて、そのいずれもが「レコード芸術」誌で「特選盤」に選ばれていることだ。活動内容も若々しく意欲的な感じを受ける。(→参考:本人サイト

『ドビュッシー/デュティユー:前奏曲集』(2014年)


『ドビュッシー&ラヴェル』(2015年)


『ドビュッシー&ショパン』(2016年)


参考→〈藤井一興:チェックメモ〉

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高橋悠治さんは、もともとは作曲家として以前から興味があった人である。今回少し聴いてみて、ピアニストとしてもなかなか味があっていいなぁと思ったのだが、やはり演奏家というより「音楽家」として見た方がいいだろう。

NAXOS には30枚近いCDが登録されているが、ほとんどが「作曲:高橋悠治」である。『「不屈の民」変奏曲』だけは、古い録音(1989年CDリリース ↓)だが、「ピアニスト:高橋悠治」となっている。

『ジェフスキー:不屈の民「変奏曲」』


たぶん、下記 YouTube 音源と同じ?

Frederic Rzewski - The People United Will Never Be Defeated!

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ということで、今回の日本人ピアニスト探索の一番の収穫は藤井一興さん ♪

ただ、高橋悠治さんと児玉麻里さんも、機会があったら(かつ演奏曲目がよかったら)ナマで聴いてみたいと思っている。







ピアノの「いい音」「いい演奏」再々…考?

最近、2つのピアノコンクール(モントリオール、ルービンシュタイン)の優勝者の演奏を聴いて、久しぶりにピアノの「いい音」「いい演奏」って何だろうと考えてしまった。

《モントリオール・コンクールの優勝はZoltán FEJÉRVÁRI ♪》
《ルービンシュタイン・コンクール、優勝はシモン・ネーリング》

これにはもう一つ伏線?みたいなものがあって、それはラフォルジュルネで聴いたフランソワ=フレデリック・ギィのベトソナ。音の塊がうねるような、ややペダルの多い音で音楽をドライヴしていくような演奏。

《LFJ:フランソワ=フレデリック・ギィのベトソナ ♪!?》

この記事に次のようなことを書いている。

「音符の一つ一つが見えずに『音楽』が前面に出てくる演奏と、逆に音符の一つ一つはしっかり弾けているのだが『音楽』が聴こえてこない演奏、みたいなとらえ方もあるかもしれないと思った。(一度考えてみたい…)」

…で、久しぶりにモヤモヤおじさん登場となった。

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実は1年以上前に似たようなことを考えて(感じて)いる。内田光子さんのディアベッリ変奏曲を聴いたときの感想だ。

《ピアノの音響の可能性「音の塊」♪》

この記事であれこれ書いているが、要するに、それまでの私の「いい音」「いい演奏」というのは「一つ一つの音がきれいな音でくっきり聴こえる演奏」であったのだが、内田光子さんの演奏でそれが覆された、ということ。

それは、「『音の塊(かたまり)』の存在感のようなもの。…細かい音の速いパッセージがまとまって『音の塊』のように響いてくる」演奏であった。

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「一音一音くっきり」と「音の塊」について、先に結論を言ってしまえば、これはどちらがいいか?という問題ではなく、両方あるというのが答えだと思う。

音楽を表現する手段・材料として「適材適所」?的に、表現したい音楽に対して、正しい表現方法としての「一音一音が際立ったクリアなフレーズ」もあれば「音の塊や音響」による表現もあるのだと思う。

くっきりした音にもクリスタルみたいなものもあれば、綿毛のような音もあるだろう。

音の塊には、強靭な響きもあれば靄(もや)のように空間に漂う音響もあるだろう。和音のように縦の響き(ヴォイシングやペダリングや倍音)もあれば、速いパッセージなどを微妙なペダリングで混ぜ合わせるような響きもあるだろう。

ベートーヴェンのダイナミックな響きも好きだが、ドビュッシーの、何とも言えないきらめきを含んだ音の重なり・余韻も大好きだ ♪

こういった多彩な音のあり方は、どちらが優れているといったものではない。

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ところが、今回感じたことは、もう少し深い問題のような気がしている。つまり「音楽」が聴こえてくる演奏なのかどうか?という…。

音符の一つ一つはきれいな音でしっかり弾けているのに「音楽」が聴こえてこない演奏、というものが存在するということを体験してしまった、と感じている。

ここで「音楽」というのは、聴き手が演奏から受け取りたいと思っている「価値」みたいなものである。

音楽を楽しむ人が、無意識であっても、何となく思っている音楽の本質というか、音楽の良さの核心部分というか…。人それぞれに、何かしら音楽から受け取りたいと思っている「贈り物」があると思う。

で、その「音楽」はきれいな音や音の塊といった材料や、ダイナミクス(強弱)やアゴーギク(テンポの微妙な変化)などを「上手に構成する」だけでは、つまり素材の積み上げ方式ではなかなか創り出すのが難しいものかもしれない。

その「秘密」が何なのかよく分からないが、「音楽」が聴こえてくる演奏とそうでない演奏があることは確かである。それはピアノが弾けない聴き手にも判ることなのだ。

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で、素人の耳学問(音楽も音楽論も…)レベルではあるが、思ったことがある。それは(失礼を承知で言うと)、ピアニストの中には次のことを誤解している人がいるのかもしれない、ということ。

①楽譜通りに弾くべし
②すべての音が聴衆に届かなくてはならない


①はよく言われることである。が、「楽譜通り」というのは、作曲者が楽譜を通して伝えたかった(表現したかった)ことを読み取って、それを実際の音としてどう再現するか、ということだと思う。楽譜に記号として記入してある音符や記号を、そのまま「正しく」再現することではないと思う。

もしそうであれば、ロボットでも再現できるし、最近はやりの "AI" であればもっとそれらしく演奏するかもしれない。実際、「音楽」が聴こえてこない演奏は、どこかロボット的な演奏に聴こえてしまうこともある。

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②も、これ自体はとても正しいと思う。私の場合、『バレンボイム音楽論』という本(↓)を読んだときに、すこし分かった気がした。



バレンボイムはこの本で「可聴性」と「透明性」という言葉で説明している。つまり、音楽作品の演奏においては「すべての音が聴こえなくてはいけない」し、「音楽の構造が明確に耳で聴きとることができなくてはならない」ということだと思う。

ただし、それは人間の耳の「聴覚」がどう聴きとるかということにも大きく関係しているし、作曲者が聴衆にどういう音を聴かせたかったかということにも関係しているだろう。

ここで、その辺りを説明する能力は私にはないが、少なくとも、「すべての音が聴こえる」ということは、一つ一つの音符の存在が分かるように、楽譜が想像できるように演奏することではないだろう、ということは言える。

参考
〈「バレンボイム音楽論」:音と思考(2/2)〉
〈「バレンボイム音楽論」:私はバッハで育った〉

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…と、例によって?ちょっと理屈っぽくなって来たので、この辺にしておきたいと思う。

いずれにしても、ピアノの「いい音」「いい演奏」とは何か?というのは、私にとってずっと考えていきたい問題である。答えはないかも知れないが、少しずつでも自分の納得できる場所に近づければ…と思っている…(^^)♪

もちろん、「いい音」「いい演奏」というのは、正確にいうと「私の好きなピアノの音・演奏」ということである。







ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??

以前から、スタインウェイとかベーゼンドルファーとかの「ブランド・ピアノ」を弾いてみたいと思っていたのだが、ついにその夢?が実現する日がやってくる…(^^)!♪

しかも、ショールームとか試弾室とかではなく、コンサートホール!…といっても、サントリー…とかじゃなく「市民ホール」。それでも600席以上あるのでそれなりのホールだ。もちろん観客はゼロ(中身は「試弾」なので…)。


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ある日、たまたま目にした広報紙か何かで「ホールでピアノ(スタインウェイ)を弾いてみませんか」みたいな小さなお知らせを見つけた。しかも1時間2,000円とリーズナブル ♪

見つけたのが申し込み日の1週間前くらいだったので、ラッキー!これはもう申し込むしかない。が、問題は朝8時半から申し込み開始で「先着順」ということ。まぁ、早起きするしかない…。

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ということで、昨日朝早くから並んでついにそのチケットをゲットした。

発売開始から1時間前の7時半に行ったら、何と!すでに8人ほどが並んでいた。みなさん一体何時から並んでいるのか?

並んでいる人たちはピアノの先生なのか、生徒さんのお母さんたちなのか…。ときおり聞こえてくる会話に混じっている単語は、「リハーサル」とか「課題曲」とか「ショパンのエチュード」とか、私には無縁のものばかり…(^^;)。

畏れ多くも「ホールのスタインウェイで下手なピアノを練習しよう…」という私のような物好き(不心得者?)は一人もいないようだ。何となく場違いな感じで1時間を過ごした。

8時半になってドアが開けられる頃には、行列は30人ほどになっていた。早起きした甲斐はあったようだ。

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で、帰宅してカミさんに「成果」を報告したら、いきなり「何曲か曲を仕上げて持っていかなくちゃね ♪」と言われてしまった…。

こっちは「いつもの練習」を想定していたのだが、せっかくスタインウェイ(D-274・ドイツ製)で、しかもステージで弾くのだから、それでは「もったいない」という訳だ。観客がいるつもりで…、途中で止まったりせずに…、仕上がった演奏を…。

う〜む、反論できない…。「そうかも…」と思っているうちに、「4期(バロック、古典、ロマン、近現代)から1曲ずつ」とか「録音・録画しようか」とか、話はだんだん膨らんでいく。半分はお調子者の私が言い出したことでもあるが…(^^;)。

ということで、お気軽に「スタインウェイが弾ける…(^^)!! 」が、いつの間にかちょっとした「発表会もどき」の「目標」に変貌しつつある…。プレッシャーだ。

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実際に弾けるのは6月の終わりなので、まだ準備する時間はあるにはあるが…。とはいえ、今から4曲とかを準備するのはとうてい無理だ。

本当は、今やっているベートーヴェンの13番ソナタを全楽章仕上げて…と言いたいところだが、それは逆立ちしても無理。なので、これまでに練習した曲で、比較的ちゃんと弾けそうなものから選ぶしかない。といってもそれほどたくさんの曲があるわけでもない。さぁ、困った!

…と困っていても仕方ないので、今年の初めに作った「4年間に練習した曲」の一覧表でも眺めてみようかと思っているところである。

《4年間に練習した曲とこれからの選曲…?》

ずっと棚上げにしていた(忘れたふりをしていた)「止まらずに弾く」という課題も、もう一度持ち出すしかなさそうだ…(^^;)。







ルービンシュタイン・コンクール、優勝はシモン・ネーリング

昨日の記事の《モントリオール・コンクールの優勝はZoltán FEJÉRVÁRI ♪》と同様、途中経過はほとんど聴かずにルービンシュタイン国際ピアノコンクールが終わってしまった。

日本人参加者ゼロということで、それほど興味がなかったのもあったのだが…。でも一応、優勝者はチェックしておこうと思う。

詳しくは公式サイトの発表にあるが、3位までの入賞者は下記。

1st prize: Szymon Nehring
2nd prize: Daniel Petrica Ciobanu
3rd prize: Sara Daneshpour


1位の Szymon Nehring(シモン・ネーリング)は、ポーランドの21歳。2015年のショパンコンクールのファイナリストだったようだが、覚えてない…(^^;)。

当時の記事をチェックしてみると、たしかにファイナリスト10人に名前がある。
《ショパンコンクール:小林愛実さんファイナルへ!》

その後発表された採点表にも当然名前が出ているが、この時の審査員評価はそれほど高くなかったようだ。
《ショパンコンクールの採点表、面白い♪》

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Szymon Nehring(シモン・ネーリング)はこんな感じ(↓)の青年。もじゃもじゃ頭で、羨ましいほど指が長い。


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詳しいプロフィールは下記をどうぞ。

✏️ルービンシュタイン・コンクール・サイトのプロフィール
✏️本人公式サイト


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で、いくつか演奏を聴いてみた。まだ(5月13日 6:40時点)最後のラフマニノフのコンチェルト3番の動画がアップされていないようなので、いくつかのソロ曲とベートーヴェンのコンチェルト1番を聴いてみた。

ソロ曲のリンクはこのページから YouTube へのリンクが貼ってあるので便利だ。(そのうちコンチェルト等のリンクも貼られると思われる:まだ工事中)

ベートーヴェンのコンチェルト1番は、下記の動画(Yevgeny YONTOV、Szymon NEHRING、Daniel Petrica CIOBANU の3人分)の2番目(39:27-1:14:25あたり)に入っている。

Arthur Rubinstein Piano Masters Competition: Finals, Classical Concerto, Session B

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演奏は、昨日聴いたゾルタン・フェイエルヴァーリと同じ印象を受けた。

長い指で、硬質でクリアな音を出す。音楽の作りも優等生的にかっちりしている。が、私の個人的な感想としては「面白み」に欠ける。ある意味「コンテンポラリ」?な流行りの演奏なのかも知れない。

スカルラッティもベートーヴェンもモーツァルトもショパンもラフマニノフも、同じような音質で同じような弾き方としか聴こえてこないので、すぐに飽きてくる。

こういう弾き方は、もしかしてコンチェルトでは生きてくるのかも知れないと思って、ベートーヴェンの1番を聴いたが、印象はほとんど同じだった。

結論的には、残念ながら私の好みではなかった…。

また、ゾルタン・フェイエルヴァーリの方はレパートリーで特長を出していけそうな可能性を感じたのだが、シモン・ネーリングの方はどういう売り出し方をしていくのか、よく分からない感じがした。

まぁ、2時間ほどざっと聴いただけの感想なので、別の曲を聴けば印象は変わるかも知れないが…。