近況:練習、進んでいるのか?いないのか?

モーツァルトのピアノソナタ 第17番 K.570(第1・2楽章)の練習を始めてから1ヶ月以上たつ。今回のこの曲は、なんだか「つかみどころがない」という感じがしている。

弾けないわけではないが、弾けているわけでもない。「難所」というほど難しいところはなさそうなのだが、でもあちこちで引っかかっている。

曲の流れとしても、どこに「山」を持って来ればいいのかよく分からないし、フレーズどうしの関係も今ひとつはっきりしない。…というか「語り口」としては、やや散漫な印象も受ける。ちょっと口下手な人がくどくどしゃべっているような感じもある。

とくに第2楽章は、ゆったりしていて好きなのだが、それぞれのテーマやフレーズが脈絡なく続いているような印象さえある。ロンド形式というものから想定される、活き活き感とはちょっと距離がある。優雅…といえばそうなのかも知れない。

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君に私が
つかまえられるかな?







で、一応「アナリーゼ」らしきことをやって(↓)、曲の構成は、少なくとも頭では分かったつもりになったはずなのだが…。結局、感覚としてつかめていないのだろうと思う。

《モーツァルト:ピアノソナタK.570第1楽章アナリーゼ?》
《モーツァルト:ピアノソナタK.570第2楽章アナリーゼ?》

気候のせいもあるかも知れない…(いきなり天気のせいですか…(^^;)?? )

ノロノロ台風の影響で不安定な数日が続いたあと、またしても暑い日々が戻ってきた。頭の中も何となくボンヤリしている、というかどうも頭の回転も指の回転も鈍っているような気もする。

…とグチるのはこの辺にして、練習状況を見てみることにしよう。

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現時点の状況としては…。第1楽章はほぼ暗譜できたので、楽譜なしで、主に弾けていないフレーズを中心に反復練習をしている。

一番苦労しているのは、第2主題の同音連打が左手に出てくるところからあとの盛り上げるところ(↓)。ここがつっかえていては、ちっとも面白くない。


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ここは、私の苦手な「同音連打」(↓)に加えて、左右の手のちょっと忙しい「掛け合い」のような難しさもある。まぁ、練習あるのみ!なのだが…。

《ピアノでの「同音連打」の弾き方?》

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第2楽章は、指使いは一通り決めたので、とりあえずは鋭意「暗譜」努力中。簡単なアルベルティ・バスの左手が意外と覚えられなかったりする。もちろん音が動いているところ…。

あと、少し考え始めたのがペダルの使い方。

なんとなく、モーツァルトの曲ではあまりペダルを使わないと思っていたのだが、第2楽章の第1主題(↓)ではペダルを踏みたくなる。ところがそれ以外のフレーズでは使ってない(無意識にそうなっている…)。

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で、調べてみたら、川上昌裕さんのブログ記事(↓)に意外なことが書いてあった。

✏️ピアノ練習のヒント:ペダリングについて(2)

「ウィーンの伝統的な奏法では、モーツァルトのピアノ曲の演奏には(ハイドンやシューベルトも同じですが)ペダルを多く使うのを好みます。メロディーの“良い響き”は、はっきり言ってペダルを伴った響きからしか得られないということがあります。」

そうなんだ…、第1楽章も含めて、ペダルの使い方をいろいろ試してみなくては…(^^)♪

もしかすると、ペダルを使うことによって最初に書いた「つかみどころのなさ」も少しは解消されるのかも知れない…。







ミニトマト1,000個達成!♪

まったくの余談ですが、我が家のミニトマトの収穫個数がついに1,000個オーバーに…(^^)!嬉しさのあまり、毎日の収穫個数をグラフ(↓)にしてみました ♪

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ミニトマトの苗1本(たしか150円くらい)を庭の片隅に植えてたのが4月24日。で、なぜかどんどん大きくなって、6月29日には最初の6個を収穫。

それ以来、毎朝のトマトの収穫が日課となり…、最初のうちは収穫量がしだいに増えるのが嬉しかったのが、最近では何となく「またボールいっぱいにとれてしまった…」という感じに…(^^;)。

で、昨日8月8日に累計個数1,034個に到達した!という次第…。収穫後に撮った写真がこれ(↓)。まだまだ記録は伸びそう…。

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このジャングルのようなミニトマトの茂み?も、元はと言えば1本の苗。この写真(↓)は植えて3日後の様子。植物の生命力ってすごいですね…。

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それにしても、なんでこんなに大きく成長したのか、いまだに謎…。よっぽど土の状態(栄養とかpHとか)がよかったのか…? これまでにも何度かトマトとかミニトマトとか植えたことはあるがほぼ失敗、これほど勢いよく大きくなったのは初めて。

ただ、このところの雨で、けっこうな数のトマトが割れてしまったのがちょっと残念。

あと悩み?はこの大量のミニトマトをどうやって消費するのか、ということ。毎朝6〜7個食べて、サラダにも必ず入れて、それでもまったく減らない。なので、いろいろな調理法に挑戦中。

これまでに、トマトジャム、トマトソース、ミニトマトのシロップ漬け&ハチミツ漬け、冷凍トマト、チーズを乗せてオーブンで焼くやつ、などやってみた。どれもけっこう美味しいのだが…。

昨日、新たに挑戦したのが、湯むきしたトマトを「浅漬けの素」に漬けるだけという簡単レシピ。これもなかなかいけました ♪ 「湯むき」はそろそろ達人の域に達したかも…(^^;)?

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おまけ:ミニトマト収穫個数のギネス記録ってあるのだろうか?と思って調べたら、ミニではなく普通のトマトのがありました。しかも日本!

✏️ギネス級のトマトが頭上を覆う! えこりん村の世界一「とまとの森」

厳密に言うと「個数」ではなく「トマトの木の大きさ世界一」としての記録。2013年に、それまで最高だった米国・ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの56.73㎡を上回る85.46㎡を計測して、同年11月10日にギネス世界記録(TM)としても認定された、とのこと。

個数としては、2012年に17,402個で日本一になったと上の記事には書いてある。まぁ、ウチのミニトマトも、1万個は無理としても、ここまできたら2,000個くらいは期待したいところだが…(^^)。







ピアノ演奏の聴き方と感想の言い方?

数日前に、2年前のショパンコンクールの記事(↓)にコメントを戴いた。

《ショパン・コンクール注目ピアニスト:ラトヴィアほか》

こういう(↓)内容である。

 上から目線ですねwwwwwwwww
 皆さんうまかったと思いますが笑笑笑笑


ちょっと意外な感じを持ちながら、自分の記事を読み直してみた。…ん〜、確かにそうかも知れない、と少し反省…(^^;)。

ありがたいご意見であるし、「皆さんうまかった」という点にも異論はない。反論の余地はないのだが、「上から目線」という言葉に若干の違和感がないわけではない。

なので「反論」ではなく、演奏の聴き方や私のスタンスについて少し説明させて戴くことにした。

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その前に「上から目線」の意味を辞書で確認。例えば goo辞書には次のように書いてある。

「俗に、上の立場の者が下の者に対して示す言動。人に対して露骨に見下した態度を取ること。」

なるほど…。私の場合、コンクールのコンテスタントに対して上下関係はないので、後者の「露骨に見下した態度」ということになるのだろうが…。

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まず最初に言い訳?から…。

私がこの記事を書いたとき「見下す気持ち」はまったくなかった。他の記事でもけっこう私自身の感想を率直に書いているが、その場合にも「上から目線」などという意識はない。

単に、自分の「お気に入り」の演奏やピアニストを見つけたくて、いろんな音源とかコンクールの配信を聴いたりして、その感想を自分なりの言葉で表現しているだけである。

なのに結果として、その記事の表現が「上から目線」と受け取られるのはなぜなのか?そこを考える必要があると思った。

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演奏を聴くときの自分自身のスタンスは…。

一人の聴き手・ピアノ音楽ファンとして、いい演奏・お気に入りのピアニストを見つけたいと思っている。コンクールの審査員のような評価能力がある訳ではないので、頼りとなるのは自分の感じ方・好みだけ、ということになる。

で、私が記事に書く対象となるピアニスト(あるいはピアニストを目指すコンテスタント)というのは、「一般聴衆の前でピアノを弾いて何らかの評価を得ようとしている人」だと理解している。

そこにあるのは「演奏家と聴き手」という関係だけである。聴き手というのはいい演奏を聴かせて戴く立場なので、そもそも「見下せる」ような立場にはない。ただ、演奏を選ぶ自由や好きになる・ならない自由は当然持っているはずだ。

念のために言うと、私自身は演奏家たちを「リスペクト」しているつもりだ。「皆さんうまい」と思うし、そこに至る努力には敬意を表する。「うまい」からこそ「一般聴衆の前でピアノを弾いて何らかの評価を得ようとする」道を選んだ人たちだろうと思う。

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じゃあ、その聴き手の一人でしかない私が「あれこれ」書く記事が、なぜ「上から目線」とも受け取られかねない表現になってしまっているのか?

その理由の一つはこういうこと(↓)ではないだろうか?(…と、今回思い当たった)

趣味のピアノを始めて以来、興味を持っていることの一つが「いい演奏」とは?ということである。正確に言うと「私がいい演奏と感じるもの」は何?…ということ。

で、「いい演奏とはこういうものだ!」と納得したいという気持ちがとても強い。

そのため、いいと思った演奏のどこがどういいのか、そうでない演奏のどこに物足りなさを感じたのか、といったことを何とか言葉で表現しようとして記事を書くことが多い。その結果、ピアニストにとっては厳しい言葉になってしまっているのかも知れない。


【参考記事】「いい演奏」考察例
《こんなピアノ演奏が聴きたい!(「いい演奏」再考)》
《ショパン・コンクールの事前審査を聴いて:いい演奏とは》
《いい演奏とは…内田光子さんのドビュッシーを聴いて》

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もう一つ、私に「あれこれ」言われるピアニストたちにとっては気の毒な点があることにも気がついた。

私の「お気に入り」選択基準は自分自身の感性に従っているつもりだが、その「感性」はこれまでの「お気に入り」ピアニストたちの演奏に大きく影響を受けている。それは、アルゲリッチやソコロフやバレンボイムや…の「巨匠」たちだ。

直接、そういう巨匠と比較している訳ではないが、期待する演奏はどうしてもそういうレベルのものになってしまう。結果、厳しい言葉が増えているのかも知れない、とは思う。

ただ一方で、そういう巨匠たちを超える「新しいスター」を待ち望んでいたりもする。

例えば、「耳タコ」になってしまった感のあるショパンを新しい解釈で蘇らせてくれるピアニスト。あるいは、とっつきにくい「現代ピアノ曲」を心から「いいなぁ〜♪」と思わせてくれるピアニスト、など。

ちなみに、現在いちばんの期待の星は、2015年のチャイコンで4位になったリュカ・ドゥバルグだ。

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…と、まぁ「上から目線」と受け取られかねない表現になる理由は少し分かってきたが、申し訳ないけど、このスタンスは今後もあまり変わらないと思う。

なので、「素人のピアノ音楽ファンがまた勝手なことを書いている」と軽く笑い飛ばして戴けるとありがたいのですが…(^^;)。







ピアノの本棚2016 ♪

PianoHondana.png 2016年に読んだ本
 2013 2014 2015

2016年:ピアノに関する本ベスト5+アルファ
:お薦め、→:関連記事
『音楽家の家: 名曲が生まれた場所を訪ねて』

「音楽家の家」名曲が生まれた場所の写真集
ラヴェル博物館、突然の閉鎖!?
『シューマン 全ピアノ作品の研究(上)』

シューマンは練習曲オタク!?:目的別練習曲一覧
『シューマン 全ピアノ作品の研究(下)』

シューマンのピアノ作品:二つの時代
シューマン「森の情景」をよりよく理解するために♪
シューマン「色とりどりの小品」の珠玉の作品たち
『これを聴け』

本『これを聴け』を読んではみたが…
『20世紀を語る音楽 (1)』

『20世紀を語る音楽』を読んで:リアルなクラシック界?
『ピアノ図鑑~歴史、構造、世界の銘器~』

めくるだけで楽しい『ピアノ図鑑』♪
『ピアノの巨人 豊増昇』

「ピアノの巨人 豊増 昇」:日本にもすごいピアニストがいた!
『ピアニストという蛮族がいる』

「ピアニストという蛮族がいる」やっと読んだ…
「ピアニストは半分アスリートである」の裏付け?
『コンクールでお会いしましょう―名演に飽きた時代の原点』

ピアノコンクールの意義?「コンクールでお会いしましょう」
『チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代』

中村紘子さんの「チャイコフスキー・コンクール」面白い!♪
『久石譲 音楽する日乗』

本:久石譲「音楽する日乗」
『ようこそ! すばらしきオーケストラの世界へ』

本「ようこそ! すばらしきオーケストラの世界へ」感想文 ♪
『心で弾くピアノ―音楽による自己発見』

つまらない演奏は…?
ピアノの練習とは…?
練習のキモは無邪気さ…?
『パルランド 私のピアノ人生』

一つのピアノの音にすべてを込める…
ワクワク感のあるピアノ音楽(=同時代の音楽?)を聴きたい
ピアノにしか作れない音楽 ♪という可能性?

※Amazon「インスタントストア」終了(2017.10.27)に伴い内容をこちらに移動


もっと色んなピアノ曲を聴いてみようと思った ♪

ちょっと前のモヤモヤ記事(↓)で「最近あまり新しい作曲家やピアノ曲を聴いていない」ことに思い当たったと書いた。

《最近のピアノに関するモヤモヤを整理してみると…》

で、自分が練習する「弾きたい(&弾けそうな)曲」を探すことも含めて、少し意識的に色んなピアノ曲を、とくにこれまで聴いたことのない曲を探して聴いてみることにした。

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問題は「探し方」。YouTube にしろ NAXOS にしろ、探すときは「検索」が基本になる。

…が、よく言われることだが、辞書や検索で探せるものは「すでに知っている語彙」の範囲に縛られてしまう。なので「遭遇」とか「セレンディピティ(serendipity)」の可能性はあまり大きくはない。

最近は「関連動画」とか「これもオススメですよ」とか、似たような選択肢を提示してくれるので、少しは「遭遇」のチャンスもあるのだが、それでも最初の検索語や選んだモノの類似・関連の範囲でしかない。

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なので、ピアノ曲の探し方のヴァリエーションを増やしてみようと思った。現在、音楽を聴くときのソースを、なんとなく頻度の多い順に並べてみると…。

①YouTube
②NAXOS(CDライブラリー)
③ストリーミング配信(コンクール等)
④TV(「クラシック音楽館」等)


この中でダントツに多いのは①の YouTube。②の NAXOS はときどきくらいで、③はコンクールのある時期に限られる。④は一応録画しているが、ピアノ協奏曲などがあれば聴く程度である。

そのほか、頻度は極端に下がるが、次の2つがある。

⑤自分の持っているCD
⑥IDAGIO


⑤はまれに聴く程度。⑥の IDAGIO は、ポゴレリッチが18年ぶりに録音したものが「IDAGIO限定」で出るというので、昨年無料会員に登録したものだ。当初は面白がって使っていたが、そのうち使わなくなってしまった。結局、有料会員にならないといいものは聴けない。

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こう見てくると、音源の豊富さから言うと、ソースとしてはやはり YouTube と NAXOS がメインになりそうだ。あとは「探し方」ということになる。

「検索」と「関連動画」などで手当たり次第に聴くというのもあるだろうが、色んなピアニストがリサイタルでとり上げている曲なども参考にしようかと考えている。

あと、今回新たに無料会員に登録してみたのが Medici.tv。コンクールのときは何度かお世話になっているが、これに登録するとある程度のライヴ配信などが聴けたりするようだ。実際に使ってみるのはこれから。

Medici.tv では、例えば今やっているヴェルヴィエ音楽祭(今日まで?)のストリーミング配信をやっていたりするので、日本ではなかなか聴けないピアニストやピアノ曲と出会えるかも知れない。

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それから、以前「現代ピアノ曲」をもっと知りたいと思って探したことがある(↓)が、今回はバッハ以前から現代まで幅広く聴いてみたいと思っている。

《「いま」に生きる作曲家の音楽を聴こう!》
〈【現代ピアノ曲】外国人作曲家〉
〈【現代ピアノ曲】日本人作曲家 〉

また、小川典子さんが言われていた「やはりピアニストはベートーベンからシューベルト、シューマン、ブラームスあたりまでの作品に戻っていく」(↓)という意見にも一理あるとは思うが、むしろそこからいかに「発展的に」踏み出すかということが大事なのではないかと思っている。それを「聴く側」から追求したい、と言ったら少し大げさになるが…(^^;)。

《小川典子'新'審査委員長の意気込み:浜松国際ピアノコンクール》

まぁ、楽しみながらボチボチと…(^^) ♪