*この1年のピアノライフに思いを巡らしてみる…

今年の振り返りは一通りやった(↓)ので、今日の大晦日はのんびりと、あれこれと、思いつくままに書いてみたいと思う。

《2017年:今年出会ったピアニスト ♪》
《2017年振り返り:ピアノは上達したのか?》
《2017年振り返り:ピアノを楽しんだ?》


あれこれ…思い巡らしているうちに、ふと思い出したのが「モヤモヤおじさん」のこと。そういえば最近登場していない。

このおじさん(↓)は、言ってみれば私の分身?のようなもので、ピアノに関することで頭の中がモヤモヤしているとき(何だかよく分からんが…状態)に、このブログに登場してブツブツとつぶやくのだ…。

moyamoya.png

で、いちばん最近登場したブログを見てみると、7月24日の暑い頃に書いた次の記事。

〈最近のピアノに関するモヤモヤを整理してみると…〉

このときは、モーツァルトのソナタが弾けそうで弾けないことへのグチと、弾きたい曲(で弾けそうな曲)が見当たらなくなってきたことへの不満?などを書いている。まぁ、両方ともときどき(定期的に?)出てくるグチではある。

そのベースには「ピアノがヘタ」というのがあって、上手であれば弾きたいと思う(難しい)曲がどんどん弾けるので、こんな「モヤモヤ」はそもそも生じないのだろうと思う。これはそうやすやすと解決できる問題ではないので、地道にコツコツやるしかないと、分かってはいるのだが…(^^;)。

この記事の文末には、これまでに書いてきた「モヤモヤ」の履歴(4年間13本のモヤモヤ記事へのリンク)を載せているのだが、まぁ年甲斐?もなくあれこれと悩んでいるなぁと、思う。「いい音楽・演奏って何だろう?」とか「好きな曲はほぼ難しすぎて弾けない」とか「ヘタな素人はどんな演奏を目指すべきか」とか…。

来年もまた、ときどき「モヤモヤおじさん」が登場しそうな気がする。


…というか、このところも実はモヤモヤしていて、練習の方も今ひとつ盛り上がらず(進歩している感がなく…)、来年の目標もまだ立てられずにいる状態なのだ。

今年は「ホールでスタインウェイ」の経験から、もう少しちゃんと弾けるようになりたいと、改めて思った年でもあった。まぁ、私の「ちゃんと」は「ミスはできるだけしない」「ミスしても止まらない」という低いレベルの話ではあるのだが…。

ただ、最近考えているのは、ピアノを弾いているときに「自分でコントロールしている」感じが欲しいということ。自分の意志で強弱をつけたり、リタルダンドしたり、息継ぎをしたり、タッチを変えたり、…というようなこと。

今はどうかというと、一言で言うと「楽譜(音符)に追いかけられている」感じだろうか。楽譜に書いてある音符どおりに何とか弾かなくちゃ、という段階から抜け出せてない感じがする。


ほんの少しの明るい材料としては、11月ごろから「楽譜を見ながら」弾けるようにしようと考え始め、色々試行錯誤したり調べたりするうちに、ピアノという楽器は「手元を見ないで」弾くものだ、ということを知ったということ。何を今更!…ですが…(^^;)。

で、そのあと「バイエル」を使って「手元を見ないで」弾く練習を始め、このところ何となくその効果が出始めている感覚があるのだ。

最初にそう思ったのは、バッハのパルティータの試し弾き(選曲)をやったとき。初見なのでほぼ楽譜を見ながら弾いているうちに、これまでよりは弾きやすくなったように感じたのだ。

なので、来年は「手元を見ないで」弾く練習をもう少し続けて、少しは「上手くなった」ということを実感したいと思っている。


この1年をあれこれ思い巡らすつもりが、最近のモヤモヤみたいなことになってしまったが、まぁ、これはこれでよしとしよう…。

では皆様、来年もよろしく!よいお年をお迎えください…(^^) ♪


*2017年振り返り:ピアノを楽しんだ?

2017年振り返りの第2弾。今日は「ピアノ音楽を楽しむ」という目標について…。

参考:〈2017年 My Piano Life の目標 ♪〉

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こちらも、2つの小項目をあげている。一つは「①新しいピアノ曲探索」、もう一つは「②リアルな音楽体験」である。そして「おまけ」として「シーモアさんみたいな顔になりたい」という願望のようなことも書いていた。その辺りを振り返ってみる。



①新しいピアノ曲探索


「新しい」というのは、時代的に新しい(現代に近い)というのも少しはあるのだが、どちらかというと私にとって「新しい」(知らなかった…)という意味である。

探索する意味としては、自分でも弾けそうな曲を探すことと、聴いて楽しむ音楽を探すという両方である。どちらを優先するということでもないが、聴いていいなぁと思う曲は大体において難しいので、結果的には「聴いて楽しむ曲」の方が多くなっているかも…。

で、今年は自分としてはあまり探索できなかったかなぁ?という感覚なのだが、ブログを読み返してみると、それなりに探してはいるようだ。


〈プロコフィエフのピアノソナタ第9番いい!♪〉
〈ヴィトルト・ルトスワフスキのピアノソナタ ♪〉
〈ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番、本人の演奏がいい ♪〉
〈ジョルジェ・エネスクすごい!音楽祭・コンクール・管弦楽団・博物館…〉
〈ミゲル・デル・アギラのピアノ曲いい♪:現代ピアノ音楽作曲家探索〉
〈ババジャニアン、ちょっと面白い:アルメニアの作曲家・ピアニスト〉
〈現代のピアノソナタ(1)ニコラ・バクリ〉


この中で、プロコフィエフとショスタコーヴィチ以外は知らなかった作曲家である。9月頃から現代作曲家のピアノ曲を探そうかと思って、途中で挫折しているが、何人かの作曲家(のいくつかの曲)と出会えたという訳だ。

〈現代ピアノ音楽作曲家探索:コンテンポラリなピアノソナタ ♪〉
《20世紀のピアノ音楽作曲家:list》
《Contemporary ピアノ音楽作曲家:list》

曲として印象に残っているのは、プロコフィエフのソナタ第9番とショスタコーヴィチの面白いピアノ協奏曲第1番くらいなのだが、他の作曲家はまだ私の耳に馴染んでいないせいかも知れない。



②リアルな音楽体験


今年は何と言っても、長年の(といってもピアノを始めてからの4年半くらい)の夢だった「ブランドピアノを弾く」という体験ができたということが大きい。

6月の終わりに市民ホールのステージでスタインウェイのコンサートグランドピアノを弾くことができた。と言っても観客なしの試弾会みたいなものですが…(^^;)。

〈ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??〉
〈初スタインウェイの感想…幸せでした ♪〉

弾いたのは、それまでに練習したことのある曲から4曲。調子に乗って?プログラム(チラシ)まで作ってしまった。といっても、デジタルで作ってブログに載せただけ…。


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この体験は実に面白かった。スタインウェイのタッチも実感できたし、ホールの響きも味わえた。

ホールの響きといえば、実は11月にも別のホールでヤマハを試弾したのだが、このホールは弾いている本人に音があまり聴こえて来ず、何だか弾きづらかった。これもある意味でいい経験になった。

〈「ホールで練習」してきた…(^^;)♪〉


一方、リサイタルなど生演奏を聴く機会は、今年は残念ながらラフォルジュルネの2つしかなかった。ネルソン・ゲルナーとフランソワ=フレデリック・ギィ。ギィというピアニストは「ねもねも舎」の記事で初めて知った人だ。

〈LFJ:ネルソン・ゲルナー、多彩な音色が素晴らしかった ♪〉
〈LFJ:フランソワ=フレデリック・ギィのベトソナ ♪!?〉

両方ともそれなりに良かったのだが、期待が大きかったせいか、今になってみるとそれほどの印象を残した演奏会ではなかった。


ちなみに、来年3月のチケットはすでに購入済みである(衝動買い?)。〈アンデルシェフスキ〉〈リフシッツ〉、二人ともバッハ、楽しみだ…(^^) ♪



おまけ:シーモアさんみたいな顔


今年の目標にこんなこと(↓)を書いた。

「今年出会ったピアニストのなかで、本当に穏やかでいい顔をしているなぁと思った人が2人いる。それが、シーモア・バーンスタインさんとエリザーベト・レオンスカヤさん。

2人とも、とても魅力的な笑顔をしていて、語り口が穏やかで、ピアノに対する姿勢が真摯で、その内容にも説得力がある。

こういう顔になるように年老いていきたい…(^^)♪」

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まぁ、なかなかこんな穏やかな顔にはなれていないが、少しでもこういう顔に近づけるように、来年も心穏やかに過ごし、ピアノも少しは味のある演奏ができるように精進したいものだ…(^^) ♪


*2017年振り返り:ピアノは上達したのか?

年末も押し迫ってきて、2017年の "My Piano Life" の振り返りをやってみようと思うのだが…。このところ調子が今ひとつということもあり、何となく気が進まない。とはいえ、あと3日しかないのでやるしかない…(^^;)。

〈2017年 My Piano Life の目標 ♪〉としては、「ピアノの腕を上げる」ことと「ピアノ音楽を楽しむ」ことの二つを(ほぼ例年通り…)あげていたのだが、今日のところは「ピアノの腕を上げる」について…。

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小項目としては「①難易度20前後の曲」を練習する(弾けるようにする)ということと、「②技術練習」も少しはやる、ということを目標にしていた。



①難易度20前後の曲


まず、 [ピアノ練習履歴2017] から今年練習した曲を見てみるとこんな感じ(↓)だ。

[1] シューベルト:ピアノソナタ 第14番 第1楽章
 期間:2017/1/5〜2/25(仕上がり:B)
 難易度:24/28段階

[2] ベートーヴェン:ピアノソナタ 第13番 第1〜4楽章
 期間:2017/3/1〜5/19(仕上がり:C〜B-)
 難易度:23/28段階

[3] 「ホールでスタインウェイ」練習
 バッハ:「フランス組曲 第4番」から〈アルマンド〉
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」から 第2楽章
 シューベルト:「3つのピアノ曲(即興曲)」から D946-2
 ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」から〈プレリュード〉

[4] モーツァルト:ピアノソナタ 第17番 K.570 第1・2楽章
 期間:2017/7/8〜8/31(仕上がり:C+)
 難易度:17/28段階

[5] ベートーヴェン:ピアノソナタ 第3番 Op.2-3 第2楽章
 期間:2017/9/6〜10/26?(仕上がり:B-)
 難易度:24/28段階

[6] シューベルト:ピアノソナタ 第18番 D.894 第1楽章
 期間:2017/10/4〜12/31(仕上がり:B-?)
 難易度:23/28段階


[3] は以前練習した曲を復習しただけなので除くと、あとの5曲はなんと全部「ピアノソナタ」だ。しかも作曲家が偏っている…(^^;)。まぁ、もともと「ソナタなどの『本格的』な曲に取り組みたい」などと言っていたので、これでいいのだが…。

で、その難易度を見てみると、24、23、17、24、23 と目標とした「20前後」というのはクリアしている。ただし、この難易度は全楽章を通してのもので、その中で比較的やさしい楽章を選んでいるので、本当の難易度はよく分からない。

参考:《ピアノ曲の28段階難易度について》

「仕上がり」レベルもぎりぎり「自己満足」レベルには達しているので「下手の横好き」としては頑張った方だと言っていいのだろう。(参考:仕上がりは「A=発表会OK?、B=自己満足、C=不満、D=挫折」の4段階を自分の感覚で判断)



②技術練習


昨年(2016年)までは、技術(メカニカル)練習は「曲の中でやる」ことを基本方針としてやってきたが、もう少し上手くなりたいという思いから、今年はハノンみたいな練習もやろうと思っていた。

…のだが、ハノンは少しやっただけであえなく挫折してしまった。で、いつしか「技術練習」のことは忘れてしまっていた。

ところが、11月になって「楽譜を見ないで弾く」練習もしようかナ…と思い立ってから、紆余曲折を経て、ピアノを弾く基本の一つである「手元を見ないで弾く」ことがまったく出来てない(それ以前に認識していない…)ことを、何と!ピアノを始めて5年目にしてやっと気が付いたのだった…(^^;)。

〈「楽譜を見て弾く」じゃなく「手元を見ないで弾く」!〉

それで、色々と「手元を見ないで弾く」ための練習方法を考えているときに、ブログへのコメントで「バイエル」を勧められ、やってみることにしたのだった。
(あずにゃんさん、ありがとうございました ♪)

〈バイエルをやることにした→手元を見ないで弾く練習 ♪〉

で、これまでのところ 2/3くらいまでは順調にこなし、その後はボチボチながらも 88 番くらいまで来た。年内に終わるのは難しそうだが、一応来年も継続するつもり。

なので、当初の予定とは少し違ってきたが、一応結果オーライという感じ…、というよりむしろ良い方向に向かっていると信じている。少しではあるがその効果も感じられるようになってきたし…。


ということで、実際の「腕」の方はまだまだ自信がないが、「ピアノの腕を上げる」という目標に対しては、この一年は合格点と言っていいのではないだろうか…(^^) ♪

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*ピアニストの未来:ダンサー?ルーク・スカイウォーカー?

理工系の私にとってちょっと興味を引かれた記事が2つほどあったのでご紹介する。

一つはダンサーの動きでピアノを弾く?というAI(人工知能)を応用したパフォーマンス。もう一つは、腕をなくした人が義手でそれぞれの指を動かすことによりピアノを弾いてしまうという未来技術 ♪


ヤマハは以前からAI(人工知能)を音楽にどう活かすか、という試みをやっているようで、2016年には、リヒテルの演奏を再現した自動演奏ピアノ「Disklavier™」とベルリンフィル・シャルーンアンサンブルとの共演?を実現したりしている。

✏️「人工知能演奏システム」で「人間と機械の共演」に挑戦
  当日の演奏を一部動画で公開
− 故リヒテルのピアノ演奏を再現。ベルリンフィルメンバーとの息のあった共演を披露 −


そして今回は「ヤマハの人工知能(AI)がダンサーをピアニストに」するという試みだ。

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ダンサーの身体にいくつかのセンサー(筋電位センサーとか加速度センサーとか…)を付けて踊ってもらい、センサーが読み取った動きのデータを元にして自動ピアノを「演奏」するというものだ。

文章の説明では分かりにくいのだが、下記記事の中にある動画を見て「なるほど!」と思った。ただ「松下功作曲」となっているので「楽譜」のようなものはあるのだろうが、それと身体の動きの関係がどうなっているのか?はよく分からない…。

✏️“ダンスでピアノを演奏するコンサート”
 「舞まい・飛天遊ひてんゆう」の一部を動画で公開
− ダンサー:森山開次、共演:ベルリンフィル・シャルーンアンサンブル −

ダンサーがピアニストになった、という感じはあまりしないが、ピアノ演奏の形が広がる可能性はあるのかも知れない。


そしてもう一つは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で、ダース・ベイダーに右腕を斬り落とされたルーク・スカイウォーカーの(本物の手そっくりの)「義手」が現実のものになりつつあるという、技術的な話。

…なのだが、事故で右腕の肘から先を失った男性がこの義手を装着して、実際にピアノを弾いてみせる動画(下記記事の中にある)はちょっと感動的でさえある。

✏️ジョージア工科大学がルーク・スカイウォーカーの義手を再現
 人間拡張でピアノまで弾けてしまう

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現時点では、ピアノを弾く指はたどたどしいが、将来的にはもっと自由に動かせるようになるのだろう。

この義手の仕組みも、義手装着者につけた「筋電計」というセンサーが「動かしたい指の動き」を(おそらく上腕の筋肉の動きから)読み取って、義手のそれぞれの指を動かすものとなっているようだ。

これを開発したジョージア工科大学の Gil Weinberg 教授のチームでは「ロボットや人間拡張で音楽を表現すること」にフォーカスしてるそうだ。今後も面白い研究成果が出てくるかもしれない。
【関連記事】

〈AI(人工知能)がピアノソナタを作曲する日 ♪?〉
〈ピアノを目で弾く:ちょっといい動画 ♪〉


*2017年:今年出会ったピアニスト ♪

ピアノを始めて最初の頃は有名なピアニストをほとんど知らなかったので、「勉強」のつもりで色んな本を読んだり、YouTube などの音源で手当たり次第に?多くのピアニストを聴いていたりした。

…のだが、最近は新しい「お気に入りピアニスト」を探し出すのがほとんど「趣味」のようになっていて、2015年からは、年末になるとその年に(YouTube  等で)出会ったピアニストをこういう記事にまとめたりしている。

〈2016年:今年出会ったピアニスト〉
〈2015年:今年出会ったピアニスト10人♪〉


で、残念ながら今年は「お気に入りピアニスト」との出会いはなく、「お気に入り候補」に広げても5人くらいしかいない。とりあえず出会った順番にあげてみる。それぞれのタイトルが元の記事へのリンクとなっている。



🎹 ソン・ヨルム:モーツァルトも現代曲も明快!♪

ソン・ヨルム(Yeol Eum Son)という名前は、『ヴァンクライバーン 国際ピアノコンクール 』という本を読んで初めて知った。

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辻井伸行クンとハオチェン・チャンが1位になったクライバーンコンクールで2位になった韓国の女性ピアニストである。YouTube で聴いたモーツァルトのピアノ協奏曲第21番が、とても活き活きとした爽快な演奏だったので、すぐにお気に入り候補となった。

Mozart - Piano Concerto No. 21, K.467 / Yeol Eum Son

彼女は、2011年のチャイコフスキーコンクールでも2位になっている。このときの1位はダニール・トリフォノフ、3位はチョ・ソンジン。アルバン・ベルクなどの現代曲も得意そうなので、楽しみである。



🎹 ZEE ZEEというピアニスト ♪

「オックスフォード・ピアノ・フェスティバル」というのを調べているときに見つけた中国のピアニストで、本名は Zhang Zuo(ツァン・ツォ?)。"Zee Zee"というのは愛称なのかな?

ZeeZee.png


とても好感の持てるクリアできれいな音色だ。ただ音がきれいというだけではなく、その音でしっかり音楽が構築されていて、「詩心」のようなものを感じさせる。

ZEE ZEE plays SCHUBERT Piano Sonata A major, D.664 - 1. Allegro moderato



🎹 藤井一興:日本人ピアニスト探索2の最終結果 ♪

5月に「日本人ピアニスト探索その2」というのをやって、50人ものリストを作り聴いてみたのだが、残念ながら最終候補(私のお気に入りの…)に残ったのは5人しかいなかった。その中で意外にも?一番良かったのが藤井一興先生…。

なんとなく名前だけは知っていたが、その演奏を聴くのは初めてだった。

《藤井一興:チェックメモ》

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聴いたのは Igor Markevitch という初めて名前を聞く作曲家の曲であったが、両方ともなかなか面白い曲だと思った。演奏もなかなか魅力的である。

Kazuoki Fujii - Variations, fugue et envoi sur un thème de Haendel
Kazuoki Fujii - Stefan Le Poète, impressions d'enfance pour piano

最近でもCDを出し続けておられるようなので、たまには聴いてみようと思っている。



🎹 イリーナ・ランコヴァ:弾きっぷりのいい女性ピアニスト ♪

このイリーナ・ランコヴァは「ホールでスタインウェイ♪」の(生まれて初めてスタインウェイのコンサートグランドピアノを弾いた)とき弾いた曲のひとつ、シューベルトの D946-2 のお手本動画のピアニストであった。

このピアニストの演奏はこの曲で初めて聴いたのだが、その「男前」な?弾きっぷりの良さがとても気に入った。モスクワ・グネーシン音楽院でレフ・ナウモフ(ゲンリヒ・ネイガウス門下)に師事したというロシアのピアニスト。

 Irina Lankova plays Schubert Klavierstücke D. 946 No. 2 in E Flat

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🎹 アファナシエフが絶賛するピアニスト、カスプロフを聴いてみた ♪

セルゲイ・カスプロフという名前は「音楽の友」の記事で初めて知って、調べてみるとアファナシエフが絶賛したことで有名なロシアのピアニストだった。

Kasprov.png


上の写真は、2014年にリリースしてディアパソン賞を受賞したというCD『Exploring Time With My Piano』(ALPHA)のジャケット写真。

YouTube ではスカルラッティ(↓)が良かった。音色がクリアで静謐というか、心に沁みるような美しい響きである。

 ♪ スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.213 (ピアノ:セルゲイ・カスプロフ)

もう少し聴いてみたいと思わせるピアニストだ。


おまけ:今年初めて出会ったという訳ではないが、今年は2人のピアニストの印象に残る演奏との出会いがあった。

エマニュエル・アックスのベートーヴェン(ピアノ協奏曲第3番)とシャルル・リシャール=アムランのガーシュウィン(ラプソディー・イン・ブルー)である。

アックスは音楽の「本質」のようなものを純粋な形で見せてくれた。アムランは音楽の「多様性」を彼らしい演奏で見せてくれた。

〈エマニュエル・アックス:ベートーヴェンのピアノ協奏曲に感動♪〉

〈ピアノ演奏の聴き方の多様性?:アムランのガーシュウィン〉



【関連記事】

〈2016年:今年出会ったピアニスト〉
〈2015年:今年出会ったピアニスト10人♪〉
〈My Piano Life 2014 振り返り2:音楽イベント〉

〈聴いてみたいピアニスト50人:「ピアニストの系譜」から〉
〈50人のピアニストを聴いて思ったこと〉
〈日本人ピアニスト35人、聴いてみようかな…〉
〈日本人ピアニスト37人チェック結果〉
〈日本人ピアニスト:探索再開しようかな…♪〉
〈日本人ピアニスト探索2の最終結果 ♪〉