*ピアニストの未来:ダンサー?ルーク・スカイウォーカー?

理工系の私にとってちょっと興味を引かれた記事が2つほどあったのでご紹介する。

一つはダンサーの動きでピアノを弾く?というAI(人工知能)を応用したパフォーマンス。もう一つは、腕をなくした人が義手でそれぞれの指を動かすことによりピアノを弾いてしまうという未来技術 ♪


ヤマハは以前からAI(人工知能)を音楽にどう活かすか、という試みをやっているようで、2016年には、リヒテルの演奏を再現した自動演奏ピアノ「Disklavier™」とベルリンフィル・シャルーンアンサンブルとの共演?を実現したりしている。

✏️「人工知能演奏システム」で「人間と機械の共演」に挑戦
  当日の演奏を一部動画で公開
− 故リヒテルのピアノ演奏を再現。ベルリンフィルメンバーとの息のあった共演を披露 −


そして今回は「ヤマハの人工知能(AI)がダンサーをピアニストに」するという試みだ。

yamahaAI.png

ダンサーの身体にいくつかのセンサー(筋電位センサーとか加速度センサーとか…)を付けて踊ってもらい、センサーが読み取った動きのデータを元にして自動ピアノを「演奏」するというものだ。

文章の説明では分かりにくいのだが、下記記事の中にある動画を見て「なるほど!」と思った。ただ「松下功作曲」となっているので「楽譜」のようなものはあるのだろうが、それと身体の動きの関係がどうなっているのか?はよく分からない…。

✏️“ダンスでピアノを演奏するコンサート”
 「舞まい・飛天遊ひてんゆう」の一部を動画で公開
− ダンサー:森山開次、共演:ベルリンフィル・シャルーンアンサンブル −

ダンサーがピアニストになった、という感じはあまりしないが、ピアノ演奏の形が広がる可能性はあるのかも知れない。


そしてもう一つは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で、ダース・ベイダーに右腕を斬り落とされたルーク・スカイウォーカーの(本物の手そっくりの)「義手」が現実のものになりつつあるという、技術的な話。

…なのだが、事故で右腕の肘から先を失った男性がこの義手を装着して、実際にピアノを弾いてみせる動画(下記記事の中にある)はちょっと感動的でさえある。

✏️ジョージア工科大学がルーク・スカイウォーカーの義手を再現
 人間拡張でピアノまで弾けてしまう

GishuPiano.png

現時点では、ピアノを弾く指はたどたどしいが、将来的にはもっと自由に動かせるようになるのだろう。

この義手の仕組みも、義手装着者につけた「筋電計」というセンサーが「動かしたい指の動き」を(おそらく上腕の筋肉の動きから)読み取って、義手のそれぞれの指を動かすものとなっているようだ。

これを開発したジョージア工科大学の Gil Weinberg 教授のチームでは「ロボットや人間拡張で音楽を表現すること」にフォーカスしてるそうだ。今後も面白い研究成果が出てくるかもしれない。
【関連記事】

〈AI(人工知能)がピアノソナタを作曲する日 ♪?〉
〈ピアノを目で弾く:ちょっといい動画 ♪〉


*2017年:今年出会ったピアニスト ♪

ピアノを始めて最初の頃は有名なピアニストをほとんど知らなかったので、「勉強」のつもりで色んな本を読んだり、YouTube などの音源で手当たり次第に?多くのピアニストを聴いていたりした。

…のだが、最近は新しい「お気に入りピアニスト」を探し出すのがほとんど「趣味」のようになっていて、2015年からは、年末になるとその年に(YouTube  等で)出会ったピアニストをこういう記事にまとめたりしている。

〈2016年:今年出会ったピアニスト〉
〈2015年:今年出会ったピアニスト10人♪〉


で、残念ながら今年は「お気に入りピアニスト」との出会いはなく、「お気に入り候補」に広げても5人くらいしかいない。とりあえず出会った順番にあげてみる。それぞれのタイトルが元の記事へのリンクとなっている。



🎹 ソン・ヨルム:モーツァルトも現代曲も明快!♪

ソン・ヨルム(Yeol Eum Son)という名前は、『ヴァンクライバーン 国際ピアノコンクール 』という本を読んで初めて知った。

yeoleumson.png


辻井伸行クンとハオチェン・チャンが1位になったクライバーンコンクールで2位になった韓国の女性ピアニストである。YouTube で聴いたモーツァルトのピアノ協奏曲第21番が、とても活き活きとした爽快な演奏だったので、すぐにお気に入り候補となった。

Mozart - Piano Concerto No. 21, K.467 / Yeol Eum Son

彼女は、2011年のチャイコフスキーコンクールでも2位になっている。このときの1位はダニール・トリフォノフ、3位はチョ・ソンジン。アルバン・ベルクなどの現代曲も得意そうなので、楽しみである。



🎹 ZEE ZEEというピアニスト ♪

「オックスフォード・ピアノ・フェスティバル」というのを調べているときに見つけた中国のピアニストで、本名は Zhang Zuo(ツァン・ツォ?)。"Zee Zee"というのは愛称なのかな?

ZeeZee.png


とても好感の持てるクリアできれいな音色だ。ただ音がきれいというだけではなく、その音でしっかり音楽が構築されていて、「詩心」のようなものを感じさせる。

ZEE ZEE plays SCHUBERT Piano Sonata A major, D.664 - 1. Allegro moderato



🎹 藤井一興:日本人ピアニスト探索2の最終結果 ♪

5月に「日本人ピアニスト探索その2」というのをやって、50人ものリストを作り聴いてみたのだが、残念ながら最終候補(私のお気に入りの…)に残ったのは5人しかいなかった。その中で意外にも?一番良かったのが藤井一興先生…。

なんとなく名前だけは知っていたが、その演奏を聴くのは初めてだった。

《藤井一興:チェックメモ》

fujii.jpeg


聴いたのは Igor Markevitch という初めて名前を聞く作曲家の曲であったが、両方ともなかなか面白い曲だと思った。演奏もなかなか魅力的である。

Kazuoki Fujii - Variations, fugue et envoi sur un thème de Haendel
Kazuoki Fujii - Stefan Le Poète, impressions d'enfance pour piano

最近でもCDを出し続けておられるようなので、たまには聴いてみようと思っている。



🎹 イリーナ・ランコヴァ:弾きっぷりのいい女性ピアニスト ♪

このイリーナ・ランコヴァは「ホールでスタインウェイ♪」の(生まれて初めてスタインウェイのコンサートグランドピアノを弾いた)とき弾いた曲のひとつ、シューベルトの D946-2 のお手本動画のピアニストであった。

このピアニストの演奏はこの曲で初めて聴いたのだが、その「男前」な?弾きっぷりの良さがとても気に入った。モスクワ・グネーシン音楽院でレフ・ナウモフ(ゲンリヒ・ネイガウス門下)に師事したというロシアのピアニスト。

 Irina Lankova plays Schubert Klavierstücke D. 946 No. 2 in E Flat

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🎹 アファナシエフが絶賛するピアニスト、カスプロフを聴いてみた ♪

セルゲイ・カスプロフという名前は「音楽の友」の記事で初めて知って、調べてみるとアファナシエフが絶賛したことで有名なロシアのピアニストだった。

Kasprov.png


上の写真は、2014年にリリースしてディアパソン賞を受賞したというCD『Exploring Time With My Piano』(ALPHA)のジャケット写真。

YouTube ではスカルラッティ(↓)が良かった。音色がクリアで静謐というか、心に沁みるような美しい響きである。

 ♪ スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.213 (ピアノ:セルゲイ・カスプロフ)

もう少し聴いてみたいと思わせるピアニストだ。


おまけ:今年初めて出会ったという訳ではないが、今年は2人のピアニストの印象に残る演奏との出会いがあった。

エマニュエル・アックスのベートーヴェン(ピアノ協奏曲第3番)とシャルル・リシャール=アムランのガーシュウィン(ラプソディー・イン・ブルー)である。

アックスは音楽の「本質」のようなものを純粋な形で見せてくれた。アムランは音楽の「多様性」を彼らしい演奏で見せてくれた。

〈エマニュエル・アックス:ベートーヴェンのピアノ協奏曲に感動♪〉

〈ピアノ演奏の聴き方の多様性?:アムランのガーシュウィン〉



【関連記事】

〈2016年:今年出会ったピアニスト〉
〈2015年:今年出会ったピアニスト10人♪〉
〈My Piano Life 2014 振り返り2:音楽イベント〉

〈聴いてみたいピアニスト50人:「ピアニストの系譜」から〉
〈50人のピアニストを聴いて思ったこと〉
〈日本人ピアニスト35人、聴いてみようかな…〉
〈日本人ピアニスト37人チェック結果〉
〈日本人ピアニスト:探索再開しようかな…♪〉
〈日本人ピアニスト探索2の最終結果 ♪〉



*2017年ぴあのピアノ10大ニュース(2/2)

昨日の記事の続き。このブログから選んだ 2017年の10大ニュースのうち6位から10位を発表! ちなみに1位〜5位はこんな感じ(↓)でした。

1. ラン・ラン腱鞘炎で長期休養…
2. ピリスさん、リタイア…
3. キーシン、結婚・自伝・グラモフォン新CD ♪
4. ショパンの新たな写真発見!
5. もう一つのショパンコンクール開催 ♪



6. エマールさん「エルンスト・フォン・シーメンス音楽賞」受賞


ピエール=ローラン・エマールさんが「音楽のノーベル賞」と言われる「エルンスト・フォン・シーメンス音楽賞」を受賞した、というおめでたいニュースが今年1月に届いた。

「エルンスト・フォン・シーメンス音楽賞」というのは、ドイツの大企業シーメンスの会長だったエルンスト・フォン・シーメンス氏(1903-1990)が、1972年に設立した賞で、「音楽界に著名な貢献をした作曲家、演奏家、または音楽学者」に与えられるもの。

ほとんど聞いたことのない賞なので、あまり実感はないのだが、とりあえずお気に入りピアニストのエマールさんが大きな賞を受賞したということで、素直に喜んだ次第。歴代受賞者などこの賞の概要は下記記事に。

〈エマールさん、おめでとう!♪「音楽のノーベル賞」?受賞〉

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おめでたいと言えば、2月にも、ハンガリーの作曲家・ピアニストであるクルターグ・ジェルジュさんがマールタ夫人とともに "BBT賞"(Borletti-Buitoni Trust award)を受賞するというニュースがあった。

しかも、91歳の誕生日と夫妻の結婚70周年(プラチナ婚?)の日も重なり、三重の喜びということになった(↓)。受賞を伝える内田光子さんの写真もある ♪

〈おめでとう♪クルターグ夫妻:BBT受賞@91歳の誕生日&結婚70周年!〉



7. 天津にジュリアード音楽院


2019年秋に中国の天津にジュリアード音楽院(分校)ができることになっていて、今年はその建物等のデザインが発表された。工事も始まっているようだ。

この話は『ねもねも舎』さんの記事で読んだのだが、その少し前に知ったロシアのゲルギエフが始めた「マリインスキー国際極東音楽祭」が印象に残っていたので、思わず "Japan passing" という言葉を思い出して、こんな記事(↓)を書いた。

〈天津ジュリアード音楽院:文化面でもJapan passing?〉

中国や韓国のピアニストが世界で活躍する中で、だんだんと日本人ピアニストの影が薄くなってきているように思うのは気のせいだろうか?

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8. 国際ピアノコンクール:クライバーンなど


今年もヴァン・クライバーンをはじめ、沢山の国際ピアノコンクールが開催された。ただ、あまり印象に残るピアニストにも遭遇できず、ピアノコンクールを野次馬的?に楽しんでいる私としてはちょっと残念な年になった。

一番注目して見ていたのはやはりクライバーンで、記事も多い(↓)が、ファイナルになってもそれほどワクワク感もなく、最終結果(優勝は韓国の Yekwon Sunwoo )が出たときには記事さえ書いてない…(^^;)。

3/9〈ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール出場者30人:日本人は深見さん一人…〉
5/21〈今年のクライバーン・コンクールは変わった?…らしい〉
5/26〈ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2017始まった ♪〉
5/30〈クライバーン・コンクール、Quarter Final へ20人 ♪〉
6/1〈クライバーン・コンクール、Semifinalist 12人を聴いてみた ♪〉
6/7〈クライバーン・コンクール、ファイナリスト6人 ♪〉

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他にも、私が気がついて記事にしただけでもこんなに(↓)沢山のコンクールがあったのだが、ちょっと気にしようかと思っているのはクララハスキルで優勝した藤田真央くん位かな…?

〈モントリオール国際コンクール〉
〈ルービンシュタイン・コンクール、優勝はシモン・ネーリング〉
〈ヴァンクーヴァー国際音楽コンクール誕生♪(?)〉
〈ブゾーニ国際ピアノコンクール2017は8月22日から ♪〉
〈ビデオ審査だけの国際コンクール?しかもポゴレリッチが審査員長!〉
〈藤田真央くん、クララハスキル国際ピアノコンクール優勝 ♪〉
〈コンクール結果:スコットランド、ミュンヘン、ブラームス〉
〈コクラン国際ピアノコンクール:完全オンライン・年齢制限なし〉
〈リスト国際ピアノコンクール(ユトレヒト)のファイナリスト〉
〈北村朋幹さん2位:ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール〉



9. 2018年の国際ピアノコンクール準備万端


2018年にはいくつかの国際ピアノコンクールが予定されているが、その情報が少しずつ報道されるようになった。個人的にとくに注目しているのはリーズ国際ピアノコンクール。

今回からは、新しい芸術監督に就任したポール・ルイスの出した「新ヴィジョン」に基づいて音楽祭とともに開催される。内容はガラッと変わり medici.tv でのストリーミング配信も予定されている。

1次予選がベルリン、シンガポール、ニューヨークの3カ所で4月に行われ、2次以降が9月にイギリス(リーズなど)で行われることになっている。

先日、1次予選の参加者(DVD審査通過者)68人の発表があり、うち日本人参加者は、Yui Fushiki、Fuko Ishii、Haruka Izawa、Yurika Kimura の4名。半数がアジア勢ということを考えるとちょっと少ないか…?

〈リーズ国際ピアノコンクール2018応募締め切り〉
《2018年リーズ国際ピアノコンクールに日本人4人♪》

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なお国内では、3月に高松国際、11月に浜松国際と、2つのコンクールが予定されている。

〈高松国際ピアノコンクール、過去最多の申込者 ♪〉

〈第10回浜松国際ピアノコンクール概要発表 ♪〉
〈小川典子'新'審査委員長の意気込み:浜松国際ピアノコンクール〉



10. 大阪のシニア頑張る ♪


11月に入ってきた、嬉しいニュース。60代以上と思われる主婦が、大阪国際音楽コンクールで優勝したという話である。

〈シニア頑張る!大阪国際音楽コンクール優勝 ♪〉

私にとっては、コンクールに出るだけでも雲の上の存在なのだが、この話題はなぜか身近に感じられて励まされるニュースだった。元記事は下記。

✏️孫5人の主婦がピアニストに 人生最終コーナーで快挙
 (中野万里子さん 第18回大阪国際音楽コンクールで優勝)


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…ということで、ベスト10、1位から10位まで勝手に選んでみました。来年のピアノ界も、たくさんのめでたい話で楽しませてもらえることを祈りたいと思います…(^^)♪


*2017年ぴあのピアノ10大ニュース(1/2)

今年2017年も振り返ってみれば色んなことがあったピアノ界。そのピアノ界の10大ニュースと言いたいところだが…。

ここでは、このブログでとりあげたニュースなどから、勝手に選ぶ10大ニュースをあげてみたいと思う。今日はそのうちの5つ。


1. ラン・ラン腱鞘炎で長期休養…


まずはラン・ランの腱鞘炎。はじめは4月の右手故障のニュース。そのときは、7月には復帰の予定だったので、ちょっと前のインフルエンザに続いて災難だな〜位に思っていた。

〈ラン・ランが腱鞘炎!?…インフルエンザの次は…〉

そうしたら、その後次々にコンサートのキャンセルなどのニュースが続き、結局は来年の春くらいまでは無理なようで、秋の来日や真鍋大度氏との「スペシャル・プロジェクト」も中止(延期?)になってしまった。

〈ラン・ランvsマルカンドレ・アムラン?〉
〈ラン・ラン、来日中止!大丈夫なのか?〉

それにしても、今年は故障者が多かったような気がする。ケイト・リウ、ティル・フェルナー、ジャン=クロード・ペヌティエ、…。

〈最近多い?ピアニストの故障:来日ピアニスト・チェック〉

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そう言えば、最近ツィンメルマンが調子が悪くて、キリル・ゲルシュテインが代役を務めたというニュースがあった。詳しいことは不明だが大丈夫だろうか?

✏️SICKLIST: LSO SWITCHES ANXIETY PIANIST



2. ピリスさん、リタイア…


この項は「ピリスさん、来年リタイア?」というタイトルで原稿を書きかけていたのだが、残念なことに、急遽この12月で引退ということになった。

「今夜で引退します」というニュースが飛び込んできてびっくりしたのが12月21日。で、翌日に《ピリスさん、昨日で引退…》という記事を書いた。

一度は生で聴きたいと思っていたピアニストの一人なので、本当に残念だ。

他にも「一度は生で聴きたいピアニスト」というのが何人かいるが、コンサートは年齢の高い方から優先的に聴いていく、という選び方をした方がいいのかもしれない…(^^;)。

アルゲリッチ76歳、バレンボイム75歳、エリソ・ヴィルサラーゼ75歳、エリザーベト・レオンスカヤ72歳、…。こうやって並べると、67歳のソコロフは若手とは言えないが「中堅」あたりに見えてこないこともない。

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3. キーシン、結婚・自伝・グラモフォン新CD ♪


エフゲニー・キーシン(46歳)にとって、今年は忘れられない年になったのではないだろうか?

幼馴染みとめでたく結ばれたのが今年の3月、それと前後して何とこの若さで自伝を出版、そして6月には突然グラモフォンと契約して、8月にはドイツ・グラモフォンの創立120年周年企画「ピアノ・マスターズ・シリーズ」の第1弾としてCD『ベートーヴェン・リサイタル ~《月光》《熱情》《告別》他』をリリース。

私のブログでも〈キーシンのグラモフォン移籍第1弾が8月にリリース♪「ピアノ・マスターズ・シリーズ」のトップ!〉などの記事を書いているが、『ねもねも舎』さんの方に分かりやすい記事が出ているのでご紹介しておく(↓)。

✏️エフゲニー・キーシン、結婚す。
✏️キーシンがドイツ・グラモフォンと契約
✏️エフゲニー・キーシン自伝、読了(2回読んだ)


ご参考までに、自伝とCDも…。

『エフゲニー・キーシン自伝』



ベートーヴェン・リサイタル ~《月光》《熱情》《告別》他




4. ショパンの新たな写真発見!


1847年ごろに撮られたと思われるショパンの写真が新たに発見された。この写真を発見したのは Dr. Alain Kohler というスイスの物理学者でショパンの熱狂的ファンらしい。この学者さん、2015年にはショパンが使っていたプレイエルのピアノも発見したとのこと。

〈ショパンの写真、新たに発見!〉

元の記事は下記。写真もこの記事からお借りした。

✏️SWISS PHYSICIST FINDS NEW CHOPIN PHOTOGRAPH

chopin-unknown-portrait.jpg



5. もう一つのショパンコンクール開催 ♪


ショパンつながりでもう一つ。来年2018年にショパンコンクールが開催されるのをご存知だろうか?

前回、第17回ショパン国際ピアノコンクールが開催されたのが2015年(1位 チョ・ソンジン、2位 シャルル・リシャール=アムラン、3位ケイト・リウ)。ショパンコンクールは5年おきに開催されるので第18回は2020年。

…なのだが、実はショパン・インスティチュートは「ピリオド楽器による国際ショパンコンクール」(International Chopin Competition on period instruments)というものを、ポーランド独立100周年に当たる来年に(から?)開催すると発表したのだ。

「ピリオド楽器」というのはフォルテピアノのような「古楽器」である。その楽器はショパン・インスティチュートが期間中貸し出すことになっている。

開催は来年の9月。その概要は次の記事に簡単にまとめてある。

〈2018年に第1回ショパンコンクール開催!但しピリオド楽器 ♪〉

ChopinPeriod1.png


以上がベスト10の1位から5位。6位〜10位は近日中(明日?)に…。



ピリスさん、昨日で引退…

残念なニュースが飛び込んできた。

ピリスさん(マリア・ジョアン・ピリス)が、昨日12月21日のコンサートを最後に引退することになったようだ。2018年の予定をすべてキャンセルしたとのこと。

✏️TONIGHT, A GREAT PIANIST SAYS GOODBYE


ピリスさんは6年ほど前から調子が思わしくなく、今年10月には、来年の夏くらいには「ツアーやリサイタルから引退する」と宣言していたのだが…。

〈ピリスさん、2018年中にリタイア?〉

まぁ、よほど具合がよくないのかも知れない。

ピリスさんは私がピアノを始めた頃からのお気に入りピアニストで、YouTube の演奏を何度も「お手本」にさせていただいたりしていたので、とても残念だ…。

〈お気に入りピアニスト:Maria Joao Pires(ピリス)〉

本人の生の演奏(リサイタル)を聴くことができなかったことが、本当に悔やまれる。イヤホンを通してでさえ、あれだけ美しいピアノの音を聴かせてくれるのだから、生の演奏はどれほどのものなのか…?


ピリスさんの最後の公開演奏は、ベルナルド・ハイティンク指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団との共演で、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番 K.595 だったそうだ。
Tonhalle-Orchester Zürich サイトから)

ピリスさんは73歳。引退後もお元気で ♪
ありがとうございました。

お知らせ:2018年から『ぴあのピアノ♪』に引越しますので、よろしくお願いします。すでに運用を開始していて、年内は同じ記事を両方に出すつもりです。

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