高松国際ピアノコンクール、過去最多の申込者 ♪

こんなタイトル(↓)の記事があったので何かと思ってみたら、高松国際ピアノコンクールの出場申込者が過去最多の332人になったというニュースだった。

✏️海外から多数「評価高まった」ピアノコンクール

組織委員会は「ネットでの受け付けを始めたことに加え、前回優勝者がその後、複数の国際コンクールで活躍するなどし、評価が高まった」と、増加の理由を説明している。

前回(第3回)優勝者は韓国のムン・ジョン。高松国際で優勝した翌年の2015年にブゾーニ国際ピアノコンクールでアジア人初の1位になっている。

同じ年のショパン国際ピアノコンクールにも出場していて、注目されてはいたが1次予選で姿を消している。当時チェックしたときは、チョ・ソンジンよりもムン・ジョンの方が私の好みだったようだ。

《ショパン・コンクール注目ピアニスト:韓国》
《ショパンコンクール:日本人5人が1次予選通過 ♪》

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第4回高松国際ピアノコンクールの公式サイト( ↓ 写真のピアニストがムン・ジョン)を見ると、10月12日に応募状況(最終結果)が発表されている。

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✏️第4回高松国際ピアノコンクール 応募状況報告

今年からネット申し込みを始めており、増加の理由はこちらの方が大きいような気もする。68%がネットから申し込んだとのこと。この「332人、32の国・地域」という数字は、例えば2015年の浜松国際ピアノコンクールの「449人、42の国・地域」(↓)と比べるとやや少ないが、でも頑張っているということだろう。

《浜松国際ピアノコンクール:プレゼン資料が分かりやすい》

それと、優勝賞金が200万円から300万円に増額された(↓)ことも効いているのかもしれない…(^^;)。

《もう2018年高松国際ピアノコンクールの募集が…》

上の「応募状況報告」には統計的な数字のPDFが付いていて、見ているとなかなか面白い。

例えば国別参加者数は、日本の152人を除くと韓国が51人とダントツ。中国の26人、ロシアの21人と続く。韓国は第1回が6人、第2回が10人、第3回が12人なのですごい伸びだ。

日本人152人のうち52人は海外で修行中。国としてはドイツが22人で圧倒的に多い。続いてフランスとオーストリアが8人ずつ。ロシアとアメリカが4人ずつ。

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このあと、予備審査で40人程度に(前回と同じであれば)絞られ、来年春のコンクール本番(↓)に出場ということになる。

第1次審査:2018年 3月14日~16日
第2次審査:2018年 3月17日~18日
第3次審査:2018年 3月20日~21日
本選:2018年 3月24日


来年2018年はいくつかのコンクールが予定されているので、それなりに楽しめそうだ。

3月 高松国際ピアノコンクール
8月 ホーネンス国際ピアノコンクール(カナダ)
9月 リーズ国際ピアノコンクール
11月 浜松国際ピアノコンクール

とくにリーズ国際ピアノコンクールは、ポール・ルイスが新しい芸術監督に就任し「新装開店」となる(↓)ので楽しみだ。浜松国際も、小川典子新審査委員長に替わったのでちょっと興味はある。

《リーズ国際ピアノコンクール、復活なるか?ー新ヴィジョン発表!》
《小川典子'新'審査委員長の意気込み:浜松国際ピアノコンクール》

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おまけ。2015年のリーズ国際ピアノコンクール優勝した Anna Tcybuleva(アンナ・ツィブレヴァ)さんも、2014年の高松国際ピアノコンクールで4位になった人だったみたいだ。

《リーズ国際コンクール優勝はロシアのAnna Tcybuleva》







リスト国際ピアノコンクール(ユトレヒト)のファイナリスト

オランダのユトレヒトで行われているリスト国際ピアノコンクール、セミファイナリスト14人の中に日本人が2人(Asagi Nakata、Ayumu Yamanaka)いたので少し気にしていたのだが、残念ながらファイナルへは進めなかったようだ。

《リストのピアノソナタ、オンラインレクチャー: Jerome Rose》

ファイナルへ進んだのは次の3人。初めて聞く名前ばかりだ。

Minsoo Hong (South Korea)
Dina Ivanova (Russia)
Alexander Ullman (United Kingdom)


下の写真は公式サイトからお借りしたもの。記事本体("Read more..." の先)へのリンクをつけてあるが、現時点(10/16 10:40)で中身が空っぽ…、そのうち入るのだろう…(^^;)?
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もともと、リストの曲には一部を除いてそれほど興味がないので、セミファイナルはほとんど聴かずじまいだが、この3人の演奏は YouTube チャンネルのアーカイヴで聴いてみようかと思っている。

ファイナルもライヴ配信があるのだが、夜中なので無理…。ちなみにスケジュールは下記。

Finals solo
18 October 20.00 hrs
 →日本 10月19日 3:00am
Finals gala
21 October 20.00 hrs
 →日本 10月22日 3:00am








ラン・ラン、来日中止!大丈夫なのか?

寝る前にピアノ関連のニュースをチェックしていたら、ラン・ランの11月来日が中止になったという、KAJIMOTOの記事(↓)が目にはいった。

✏️ラン・ラン ベルリン・フィル来日公演出演キャンセルおよび「ラン・ラン × 真鍋大度 with ライゾマティクスリサーチ」公演の開催について

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私も9月28日のこのブログに「11月末の来日までにはさすがに治るんだろうなぁ…?」と書いたが、残念ながら間に合わなかったようだ。

11月24日(金)のサントリーホールは、ユジャ・ワンが代役として出ることになっている。「ラン・ラン × 真鍋大度 with ライゾマティクスリサーチ」の方は「現在協議中」とある。

それにしても、今年の春に左手を痛めたという記事が出て、6月末には治るだろうと言われていたのが、だんだんと延びているので、この調子だと年内は無理なのではないだろうか?

…というか、完治するのだろうか?という心配まででてきた。頑張って…、じゃなく、右手だけの出演とかで変に頑張らずに、今は治療に専念して完治してから復活してほしいものだと思う。


★追記(2017/10/15)
ベルリンフィルと共演するすべてのコンサートをキャンセルしたため、代役としてはチョ・ソンジン(Berlin, Frankfurt, Hong Kong, Seoul)とユジャ・ワン(Guangzhou, Wuhan, Shanghai, Tokyo)で分担?するようだ。みんなアジアン…(^^;)!

✏️JUST IN: LANG LANG CANCELS ASIA TOUR WITH BERLIN PHILHARMONIC

【関連記事】
《ラン・ランvsマルカンドレ・アムラン?》
《ラン・ランの「スペシャル」は真鍋大度とのコラボ…》
《ラン・ランが腱鞘炎!?…インフルエンザの次は…》







コクラン国際ピアノコンクール:完全オンライン・年齢制限なし

現代ピアノ音楽の作曲家探索中(↓)に、面白い国際ピアノコンクールを見つけた。オーストラリアの作曲家ジュリアン・コクランにちなんだ「コクラン国際ピアノコンクール」。完全オンライン完結型のコンクールで、しかも年齢制限がないという珍しいもの。

《現代ピアノ音楽作曲家探索:コンテンポラリなピアノソナタ ♪》

下記は公式サイトのジュリアン・コクランのプロフィールページ

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このページには、コクランのピアノ作品の一覧表と楽譜サンプル(PDF)、いくつかの音源が掲載されている。楽譜はサンプルといっても、参加者がコクランの作品を選ぶためのものなので半分ほど見ることができる。

一応、YouTube チャンネルもある。

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ルールはいたってシンプル。参加するにはアカウント登録をして、ビデオ(30〜40分)をアップロードするだけでよい。参加費も不要だ。年齢制限もない。

ただし、コクランの名を冠したコンクールなので、15〜20分はジュリアン・コクランの作品を弾かなければならない。ある意味、これがコンクールの目的かも? 事前に曲目を申請すると、楽譜を送ってもらえる。(出版されていないのかな?)

審査員は4人で、各審査員は個別に点数をつけて、その合計点で順位が決まる。審査委員長もいないし、お互いのコミュニケーションもなし。たぶん、それぞれが自宅とかのパソコンでビデオを見て点数をつけるのでは?

今年の審査員は次の4人。恥ずかしながら一人も名前を知らない。

Yejin Gil / South Korea, Germany
Kevin Kenner / USA
Gil Sullivan / Australia
Krzysztof Jabłoński / Poland


ちなみに、この中のケヴィン・ケナー氏は、中村紘子さんの著書「コンクールでお会いしましょう」に登場していたようだ。

演奏は抜群だったが、胃腸が弱いためにショパンコンクール(1990年)では1位を取れなかったという人らしい。といっても、1位なしの2位だ。このときの3位が横山幸雄さん。

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コクラン国際ピアノコンクールの第1回は2015年で、その優勝者が Svetlana Gololobova というウクライナの女性。2回目の2016年は Piotr Grelowski という男性。二人ともまったく知らない人だ。

入賞者?("HONORABLE MENTION RECIPIENTS")の中に高橋絵里子さんという日本人が一人いるようだが、この人も知らない。コクランのピアノソナタの音源を探したときに見つけた YouTube 動画が彼女の演奏だった。第3楽章がいい ♪

Julian Cochran - Piano Sonata No. 1 I. Con gran espressione
Julian Cochran - Piano Sonata No. 1 II. Largo - Moderato
Julian Cochran - Piano Sonata No. 1 III. Presto

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優勝すると、ワルシャワでCD録音して、発売・プロモーションコンサートなどをしてもらえるようだ。賞金は「2万ユーロ相当」と書かれているので、現金はもらえない(CD録音やそのための旅費等の金額?)のかも…?

面白いのは副賞。ワイヤレス・マイクロホン、ヘッドホン、ピアノの椅子などがある。ピアノとかの賞品をもらえるコンクールはあったような気がするのだが…。スポンサー会社の製品と思われる。どんなものか興味のある方は、このページの "PRIZE" のところにリンクがあるのでどうぞ…。

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ところで「珍しい」コンクールとしてご紹介したが、これを書いていて思い出したのがこれ(↓)。

《ビデオ審査だけの国際コンクール?しかもポゴレリッチが審査員長!》

自分で記事を書いていて、忘れてしまっていた…(^^;)。

この「マンハッタン国際音楽コンクール」も2016年に始まっているので、最近はオンラインだけのコンクールも増えているのかも知れない。…でもやはり、録画した音と生の音では相当に違うと思うし、ピアノ演奏以外に「録画技術」みたいなものも関係してくるので、ちゃんと聴衆がいるホールでの審査の方がいいような気もする。

…とはいえ、聴く方もネットを通じてイヤホンやヘッドホンで聴くことの方が多いわけで…、オンラインで評価するというのもあながち的外れではないのかも…。

ただ、こういう「コンクール」はファンにとってはまったく面白みがない。各ステージの各コンペチタの演奏を「あーだこーだ」言いながら、勝手に優勝候補や応援するピアニストを決めて途中経過を楽しみ、結果に対してもまた「あーだこーだ」言って騒ぐ?という、競技?を観て楽しむ「観戦」の面白さがないのだ。

せめて、ビデオを一般公開して、一般人からの人気投票をして「聴衆者賞」を選ぶ、なんてものがあれば少しは面白くなるかも知れないのだけど…(^^)♪







ピリスさん、2018年中にリタイア?

マリア・ジョアン・ピリスさんが来年(2018年)中に「ツアーやリサイタルから引退する」(she will retire from touring and public performances during the course of next year)というニュース記事があった(↓)。(下記写真もこの記事からお借りした)

✏️MAJOR PIANIST CALLS TIME ON HER CAREER

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ピリスさんは今年73歳になったそうで、まぁ仕方ないか…、と思ったが、一緒に写真に写っているアルゲリッチの年齢を確認すると76歳だ。ピリスさんももう少し頑張ってほしいなとも思う。

私にとっては、趣味のピアノを始めた頃からの「お気に入りピアニスト」の一人で、モーツァルトやシューベルトなどで、いつもお手本の演奏にさせていただいていた(↓)。

《お気に入りピアニスト:Maria Joao Pires(ピリス)》
《モーツァルトのピアノソナタK.570弾き方♪色々…》


他に記事が出てないか調べたが、一つだけ(↓)しか見つからなかった。しかもスペイン語?のようだ。

✏️MARIA JOAO PIRES SE PLANTEA SU RETIRADA DE LOS ESCENARIOS A LO LARGO DE 2018

この記事によると、6年前くらいから調子が悪いらしい。また、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団などとのコンサートは予定されているようで、すぐに辞めるということではなさそうだ。(「Google 翻訳」では、そう読める…)

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ちなみに、最初の記事には、ピリスさんの最も有名な動画として次の YouTube が紹介されている。

Maria Joao Pires - expecting another Mozart concerto during a lunchconcert in Amsterdam

あるコンサートでの演目は「モーツァルトのニ短調協奏曲(第20番)」だったのだが、ピリスさんがモーツァルトの別の協奏曲だと勘違いしていて、オーケストラが演奏を始めるとパニックになって…。ブツブツ言っているピリスさんの表情は面白くもあり、お気の毒でもあるのだが、それでも完璧に弾いたという「伝説」…。

200万回以上再生されているので、たしかに「最も有名」かもしれない。それにしても、すごい記憶力・能力だ…。

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マリア・ジョアン・ピリスさん、一度ナマの演奏を聴きたいと思っていたピアニストなのでとても残念だ。それはそうと、こういう突然の引退宣言もあるので、アルゲリッチも早く聴きに行かなくちゃ…(^^)♪