近況:練習の立て直し!さて、間に合うのか?

今月末の「ホールでスタインウェイを弾いてみよう♪」のために、以前やった曲を4曲「復習」しているが、これが予想以上に苦戦中である。感覚的には以前に初めて練習したときよりも苦しい感じだ…(^^;)。

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こういう練習のやり方は初めてなので、いまひとつ練習の手順・時間配分・方法・コツなどがよく分からない。…というのもあると思うが、「なんとなく」やっていることも原因かもしれない…。

あと2週間もないので、ちょっと立て直しが必要そうだ。

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まず、現状の進み具合と問題点などをあげてみる。全体的な問題としては次のような感じ。

・時間配分などの計画もなく、4曲を気の向いた順番で練習している
・その順番は「不安な曲」を優先していると思われる
・装飾音符などの「難所」の練習に十分な時間をとれていない
・「暗譜」が進まない

曲ごとに見てみると…。

バッハ(フランス組曲4番のアルマンド)は、一通り弾けないことはないのだが、暗譜できてないし、ミスも多い。止まる(ミスする)箇所はいつもほぼ同じで5箇所くらい。

ベートーヴェン(ソナタ8番「悲愴」第2楽章)は、あと一息で暗譜できそうだが、3〜4箇所くらいちゃんと弾けてないところがある。装飾音符、和音の連続するところ、3:4のところ、暗譜が不安な箇所、など。でも、4曲のなかでは一番まともかも…。

シューベルト(3つのピアノ曲 第2番)は、Aパートは暗譜できてない、装飾音符などが弾けてない。Bパートはほぼ暗譜できているが、三度連続や盛り上がるところの「難所」などが弾けてない。Cパートは暗譜できてないし、全般的に弾けてない。

それと、通し練習がほとんどできてないので、暗譜でいうとつなぎの箇所が不確かなのと、後半の弾き込み、というよりそれ以前の「練習回数」がまったく不足していると思う。

ドビュッシー(ベルガマスク組曲プレリュード)は、暗譜は一部しかできていないし、弾けてない箇所多数。4曲中もっとも遅れているかもしれない。「難所」も多数あるし、通し練習がまだできてない。

…こうしてみると「不安」だらけで、このあとどうしよう?という気持ちに…(_ _)。

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それでも、「Xデー」?は確実にやってくる!…ので残りの時間を有効に使って練習するしかないのだ!作戦としては…。

バッハは「暗譜」すればたぶん弾けると思うので、ひたすら暗譜の努力、これを毎日少しずつ短時間でやる。

ベートーヴェンは不安な3〜4箇所の部分練習と通し練習を、これも毎日少しずつ。

シューベルトは、各パートごとに異なる作戦が必要そうだ。

Aパートは、装飾音符の確実性を上げることと「暗譜」→毎日少しずつ。Bパートは、「難所」のクリアと「つなぎ」部分の暗譜確実化を前提に、息の長いフレーズを通して弾く練習をある程度時間をかけて。Cパートは、一番時間をかける必要がありそうだ。まずは、弾けないところがないようにして「暗譜」すること。

ドビュッシーは、「難所」(装飾音符、アルペジオや届かない和音の処理など)について、自分なりの弾き方(例:難しいところではテンポを少し遅めに)を確立することが最優先課題だと思っている。そうしないと、「習熟」のための練習時間が足りなくなりそうだ。時間的にはシューベルトと同じくらい時間をかけたい。

1週間後には、4曲とも「暗譜」できていて「通し練習」を中心にやれるようにしたい。

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今回、「一度やった曲をさらう」練習をやってみて(途中ではあるが…)気がついたことが2つある。

一つは、当然のことだが、ピアノ曲を練習して仕上げるには「習熟」のための時間を取ることが非常に重要だということ。

これまでは、初めて弾く曲、つまり弾けなかった曲を練習して「曲がりなりにも」弾けるようになることで「自己満足」していた。その「弾けないところが弾けるようになること」自体を楽しむことができたのだ。

でも、これは裏を返せば、十分に弾ける(仕上がる)ところまでは行っていなかった、ということになる。ピアノの練習というのはその先が大変なのだろう、ということがほんの少し実感できたかもしれない。


もう一つは、「弾けない」ことにはいくつかの「原因」がありそうだ、ということ。私の場合、少なくとも「暗譜(〜習熟)していない」ことと「技術的に弾けていない」ことがあると思った。

そして、原因が違えば、それに対する対策、つまり練習の仕方も変える必要があるはずだ。

技術的には弾けるのだが暗譜できていない、指が覚えていない(習熟していない)ところは、繰り返し練習が基本になると思われる。

技術的に弾けていない箇所については、その技術的課題をクリアする必要があるだろう。そのやり方は、課題ごとに異なるのだろうが、少なくとも技術的に解決した上で反復練習に移らないといつまでたっても弾けないし、上達しないことになる。間違った弾き方やクセを定着させることになってしまう可能性もある。

ただ、これは私のような独習者にはなかなか難しいような気もしている。…でも今さらレッスンを受けるのは気が進まないし…(^^;)。

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いずれにしても、あと2週間弱。この1週間が勝負の分かれ目?かもしれない。…と気を引き締めて頑張っていることにしよう ♪


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《変更…(^^;)…ベトソナ第8番第2楽章の装飾音符の弾き方 ♪》
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《ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??》







変更…(^^;)…ベトソナ第8番第2楽章の装飾音符の弾き方 ♪

数日前の記事《ベトソナ第8番第2楽章の装飾音符の弾き方 ♪》で、ベトソナ第8番(悲愴)の第2楽章の装飾音符(↓ターン)を3連符を入れて弾くと決めた、ということを書いたのだが…。

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私の練習を聴いていたカミさんからすぐにダメ出しを喰らった。
「なんかヘン!すごく違和感!」

いろんな楽譜の注釈を調べ尽くして(IMSLPにあるものだけだけど…)、自分の実力の範囲で何とか弾けそうなパターンをやっと見つけたというのに…。

「じゃあどうすればいいの?」という私の問いに対する答えは、「5連符」バージョン(下記 "A")! 難しそうだったので、いちばん避けたかったヤツだ。

カミさん、お手本を弾きながら曰く、「ほら ♪ ゆっくりやれば出来るわよ」「無理なら、元の(以前練習したときの)パターンに戻したら?」…。

元のパターンとは、左16音符1個に対して右64音符4個という弾き方(下記"B")。これだと、左手の伴奏の拍とターンの始まりが合うので弾きやすいのだが、なんか面白くない。なので、苦労して3連符の2つ目からターンを入れるようにしたのだが…。

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繰り返される「なんかヘン!」攻撃に耐えきれず?、しぶしぶ「5連符バージョン」を試してみた。

「あれっ?」なんか弾けそう…? 頭で考えていたほど難しくはない。これならもう少し練習すれば何とかなるかも…。

…ということで、一生懸命考えた「3連符バージョン」は3日も持たず、「5連符バージョン」に座を明け渡すことになりそうだ…(^^;)。

頭で考えたり、パソコン・ツールを使うより、もっとピアノで実際に弾いてみるべきだった…と当たり前のことを今になって反省している次第…。「論より証拠」「百聞は一見に如かず」…。(ン?ちょっと違うかな…)

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参考のため、IMSLP の楽譜にあった「注釈」を再掲しておく(↓)。

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ベトソナ第8番第2楽章の装飾音符の弾き方 ♪

数日前の近況報告《近況:「試弾4曲」の練習課題・目標?》で、いま練習している曲の課題(目標)の一つに「装飾系」を確実に弾くというのを書いた。…が実は苦戦中。

そのなかでも、いちばん手こずっているのが、ベトソナ第8番(悲愴)の第2楽章の次の箇所(↓)。20〜21小節目のターンがうまく入らないのだ。

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お手本にしているバレンボイムの演奏を何度も聴くのだが、耳が悪いせいか弾き方がつかめない。

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で、仕方ないので、IMSLP にある楽譜を片っぱし見ていって、細かい音符で書いてある注釈を探してみた。それを並べてみたのが下の図。

16分音符1個に対して4つの64分音符を入れているもの、3連符にしてその2つ目からターンを入れているもの、5連符にしているもの、…と様々である。

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その中に、言葉で「左手の拍とそろえるべきではない」と書いてあるものがあった。たしかに「左16分音符1個:右64分音符4個」は弾きやすいのだが、面白くない。「3連符の2つ目からターン」のように、少しずらすとちょっと雰囲気が出てくる。

「3連符」パターンを実際にやってみると、バレンボイムの弾き方のイメージに近いので、これをベースに考えてみることにした。(バレンボイムはゆったりとした5連符かも知れないが、これはちょっと難しそうだ…)

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自分でゆっくり弾いてみてだいたいの感触をつかんだところで、パソコンのツール(MuseScore という楽譜作成アプリ)を使ってみた。このツールは、入力した楽譜を演奏してくれるので、こういう確認にも使えるのだ…(^^) ♪

その楽譜が下記。これなら、練習すれば私にもできそうである。あとは、いかに自然に、というか「いい感じ」で入れられるかということだけだ。少し希望が見えてきた ♪

あとは練習あるのみ…(^^)!

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近況:「試弾4曲」の練習課題・目標?

今月末に、生まれて初めてスタインウェイのフルコンを弾ける(試弾)ことになったので、その時に弾く4曲を、以前練習した中から選んで練習し直している。苦戦中である…(^^;)。

《近況:スタインウェイで弾く曲を決める ♪》
《ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??》

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練習時間をいつもの1時間から2時間に増やしたのだが、それでも一日に2曲練習するのが精一杯。難しい箇所を中心に、ひと通り弾いたりしているが、進歩している感があまりないし、暗譜もできないし…。ちょっと焦ってきた。

で、目標設定ではないが、今回とくに重点的に練習する「課題」みたいなものを設定してみようと思い立った。

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全体的には、次の3つを目標・課題にすることにした。

① コントロールしている感覚で弾く
② 「装飾系」を確実に弾く
③ 止まらずに弾く


①は、難しいところや装飾音符などについても、自分がちゃんとコントロールしている感覚で弾けるようにする、ということ。

今までのように、難所を「必死になってかろうじて通過する」とか、トリルなどの装飾音符を「適当にたくさん弾く」とか、「指使いがその都度違ってしまう」とかがないように…、といった感じだ。

②は、苦手分野の一つである装飾音符やそれに似たようなものを、少なくとも今回の曲に登場するものだけでも、確実に弾けるようにしたい、ということだ。①の中の大きな課題の一つとも言える。

今回は「ターン」「トリル」「前打音」「アルペジオ」「4:3 のポリリズム」などが入っている。

③は、以前からの課題だが、このところ「棚上げ」していたもの。なかなか難しいかも知れないが、せっかくホールのステージで弾くので、頑張ってみようと思っている。

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以下、各曲ごとの課題を書き出してみた。ついでに楽曲構成も…。「b20」等の番号は「20小節目」等の意味。★は重点課題。


バッハ:フランス組曲 第4番 〈アルマンド〉

構成 [1] 1-10、[2] 11-20

・強弱を明確に(一部はパートごとに)
・シフの左手を真似てみる?


ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章

構成 [1]A 1-16、[2]B 17-28、[3]A' 29-36、[4]C 37-50、[5]A" 51-65、[6]coda 66-73

★装飾系:b20-22=ターン+前打音
★複合リズム:b67-68=[4:3]+ターン
★b41-44=左手和音 & cresc. + 𝑠𝑓 + 𝑓𝑝
・スタカート:b8, b38/40/46, b48-50(左手可聴), b58/62/63
・つなぎ:b28→29、b50→51


シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲) 第2番

構成 [1]A 1-31、[2]B 32-84、[3]A 85-115、[4]C 116-147、[5]D 148-168、[6]C' 169-196、[7]A 205-236

★装飾系(前打音):b3、b8
★装飾系(トリル):b150、b156
★3度連続:Bパート
★b56-58=連続 & cresc. + 𝑓𝑓


ドビュッシー:ベルガマスク組曲 〈プレリュード〉

構成 [1]A 1-19、[2]B 20-43、[3]C 44-65、[4]A' 66-75、[5]D 76-89

★アルペジオの弾き方
★装飾系:b65=トリル+32分音符*4(+つなぎ)
★32分音符:b26-29
★ペダル:una corda / tre corde
★盛り上げ(連続):b76-Last89
・スタカート:b35
・左右交差:b26-29、b57
・自動化:b2、b30−31、b76-78
・つなぎ:b6→7、b19→20、b23→24、b35→36、b39→40

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こうして見ると、ドビュッシーが一番大変そうだ。まぁ、今回は期限が決まっているので、それまでできるだけの努力をしてみることにしよう ♪ あとは運まかせ…(^^;)??


【関連記事】
《ドビュッシー:ベルガマスク組曲〈プレリュード〉練習記録@2014年夏》
《[ピアノ練習履歴]で練習のコツ?を振り返る♪》
《近況:以前弾いた曲を練習すると…(^^;)》
《近況:スタインウェイで弾く曲を決める ♪》
《ついにスタインウェイが弾ける!♪しかもホールデビュー!??》







ドビュッシー:ベルガマスク組曲〈プレリュード〉練習記録@2014年夏

昨日の記事で、以前練習したときのブログ記事を参考にする話を書いたが、ドビュッシーのベルガマスク組曲〈プレリュード〉を練習した2014年には [ピアノ練習履歴2017] のようなリンク集を作成していないので、この際、集めてみることにした。

苦労したぶん、記事の数だけは多いが…。

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 ドビュッシー
 ベルガマスク組曲〈プレリュード〉


練習期間は 2014年 7月21日〜8月31日。下記がそのときの記事。

7/24《近況「ベルガマスク:プレリュード」練習順番すこし修正》
8/01《近況「ベルガマスク:プレリュード」難所につぐ難所!》
8/08《「ベルガマスク:プレリュード」練習方法の悩み&近況》
8/12《「ベルガマスク:プレリュード」難しさ実感→克服プラン?》
8/15《美は細部に宿る?(ベルガマスクの苦戦)》
8/21《「ベルガマスク:プレリュード」1ヵ月の練習成果は?》
8/22《ピアノの「脱力」奏法を極めたい!(いくつかのコツ)》
8/25《あと1週間、最後の追い込みと次の曲のこと(近況)》
9/01《ドビュッシー「ベルガマスク:プレリュード」の上達度》

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ざっと目を通した感じでは、難しい…頑張る…的な内容が多くて、いま読んでもあまり参考にはならない…。こんな感じ(↓)だったようだ。

 ①やっぱり難しい:「難所」を中心に弾きにくい箇所が多い
 ②右手と左手のすばやい交差ができない
 ③フレーズとフレーズがうまくつなげられない
 ④左手の早いアルペジオ(届かない箇所)のタイミング
 ⑤どう表現したらいいのか気持ちが定まらない?


この中で、①の全体的に難しいというのは今回も同じ。少し改善したかも?と思えるのは③と⑤くらいかな…。

②の左右の手の交差については、準備(予測)して、直前の打鍵のあと少し早めに鍵盤から手を離すこと、と書いてある。…ので、今回もそういう意識でやろうと思う。

④は、10度以上離れている「掴めない和音」(左手)をアルペジオで弾くときのタイミングのことだが、これは今回もうまく弾けていない。残念ながら「コツ」らしきものは書いていない。

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一番参考になりそうなのは、8月22日の記事に書いた「脱力」の話。

弾くときの脱力というよりは、弾く前後やポジション移動するときの「弾いてないときの脱力」。とくに、私の場合、打鍵したあとに「鍵盤に固執する?」(鍵盤に手がくっついている)感じが強くて、キー離れが悪いというクセがある。

そのため、例えば弾き終わった和音の形で手が固まったり、次の音(とくに離れた場所)への移動が遅れたりする傾向があった。結果的に、軽快さ(アジリティ)が損なわれ、リズム感も悪くなり、早いテンポで弾けなくなっていると思われる。

これは、もう一度きちんとチェックして、少しは上達した感覚を味わいたいと思うのだが…。現時点では、まだそれ以前の「譜読み」に近い段階ではあるが…(^^;)。

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こうしてみると、このブログの一番の読者は私自身かもしれない。過去の記事が、思ったより役に立つので、練習の記録やそのときに感じたり工夫したりしたことを書いておくことは意味があるようだ。

ただ、かなり記事の数が増えてきたので、探しやすくする工夫も必要かもしれない。