アルゲリッチがクリーヴランド・ピアノコンクールの2017年シリーズに…

アルゲリッチがクリーヴランド国際ピアノコンクールに出演するわけでも、審査員を務めるわけでもなく、このコンクールが主催している "2017 Concert Series" に登場するという話題。タイトルが分かりづらくてすみません…(^^;)…。

そもそもこの話題を見つけたのはこんな記事(↓)。

✏️Just in: Martha Argerich to make Cleveland debut
 (速報:マルタ・アルゲリッチ、クリーヴランド・デビュー)

この記事の中にも「アルゲリッチ、Severance Hall(セヴェランス・ホール:クリーヴランド管弦楽団の本拠地)デビュー」という記述のあとに「でも、クリーヴランド管弦楽団との共演じゃないよ」と書いてある。

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で、真相?は、クリーヴランド国際ピアノコンクールというのはコンクールだけではなく、年間を通じてコンサート・シリーズなどを開催しているようで、アルゲリッチが出るのはそのコンサートの一つということ…。

公演内容は、1989年にこのコンクールで優勝した、アルゲリッチの友人でもあるセルゲイ・ババヤンとのデュオ・コンサートで、曲目は下記。日にちは今年の10月30日。

"U.S. Premiere" というのは「米国初演」ということ。まぁ、ババヤン編曲なのでそういうこともあるだろう。

W.A. MOZART (1756 – 1791)
Sonata for Two Pianos, K. 448
Larghetto and Allegro for Two Pianos, K. deest.

PROKOFIEV (1891 – 1953)/trans. S. BABAYAN (b. 1961)
Suite from “Romeo and Juliet,” Op. 64
Selections from incidental music to “Hamlet,” Op. 77 (U.S. Premiere)
Selections from incidental music to “Eugene Onegin,” Op. 71 (U.S. Premiere)
Film music from “Queen of Spades,” Op. 70 (U.S. Premiere)



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ところで、クリーヴランド国際ピアノコンクールというのはあまり聞いたことのない名前だったので少し調べてみた。

公式サイトを見ると、結構しっかりやっているコンクールのようだ。

というか、優勝賞金が $75,000(約840万円)とかなり高額だ…(^^)! ショパンコンクールの3万ユーロ(約370万円)などよりずっと多い。
→参考:✏️国際コンクールの賞金を調べてみると

それに加えて、カーネギーホールでのリサイタル、Steinway & Sons レーベルでのCD録音、米国内コンサートなどの「副賞」が付いてくる。

過去の履歴を見ると2年に1度開催されているが、最近は3年4年と間があいてきている。前回は2016年、次回は2020年の予定だ。間の2018年に Young Artists(12〜17歳)のコンクールがある。

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過去の受賞者を見ても、あまり知っている名前はない。それこそババヤンくらい…。

と思ったら、2003年に福間洸太朗さんが日本人として初の1位に輝いている ♪ 以前、日本人ピアニストのお気に入り探索で、彼のプロフィールにあったはずだがまったく気にも留めていなかった…(^^;)。

《福間 洸太朗:闊達に歌うピアノ ♪(お薦め日本人ピアニスト)》


2000年代の優勝者を並べてみると…。一番有名なのは誰なんだろう…?

2016 Nikita Mndoyants, Russia
2013 Stanislav Khristenko, Russia
2011 Alexander Schimpf, Germany
2009 Martina Filjak, Croatia
2007 Alexander Ghindin, Russia
2005 Chu-Fang Huang, China
2003 Kotaro Fukuma, Japan
2001 Roberto Plano, Italy


日本人入賞者としては、1993年の3位に Seizo Azuma, Yuko Nakamichi、4位に Katsunori Ishii。ババヤンが優勝した1989年の3位に Megumi Kaneko という名前がある。

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まぁ、2020年に覚えていたら、チェックしてみようかな…♪

* * * pia small.png * * *
★追記(2017/05/03 9:00)★

ピアノコンクールつながりで…。今朝、ニュースをチェックしていたら、マレイ・ペライアがリーズ国際ピアノコンクールの "patron"(パトロン、支援者:経済的にも?)になることが決まった、という記事があった。

✏️Murray Perahia joins Leeds Piano Competition

2015年のちょっと残念なコンクールのあと、ポール・ルイス芸術監督となって「新ヴィジョン」を発表し、ここにきて大御所マレイ・ペライアが "patron" に就任する(6月1日〜)ということは、来年のリーズは少し期待できるかもしれない ♪

【関連記事】
《リーズ国際ピアノコンクール、復活なるか?ー新ヴィジョン発表!》
《ポール・ルイスがリーズ国際コンクールの芸術監督に ♪》







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